最初に二回流れるのは、東側諸国の放送連盟であるインタービジョンのテーマ曲で、ショスタコーヴィチの作曲になるもので、
ニュース番組「ブレーミヤ」のオープニングテーマは、アンドレイ・ペトロフによるもの。
ニュース番組のオープニングとは思えない繊細なピアノ協奏曲で、気に入っている。

インタービジョンのテーマは、ユーロビジョンの「De teum」を意識してはいまいか。



ユーロビジョンといえば、最初の記事に書いた75年優勝のティーチ・インであるが、
忘れてならないのは、バナナマン日村にそっくりなヴィッキーの「恋はみずいろ」と、



15歳(一説では18歳とも)にして堂々とした歌いぶりのヴィッキーとは対照的に、
出だしから堂々と音を外すフランス・ギャルの「夢みるシャンソン人形」である。



本当にガクッとくる。可愛いとは言っても、許されるギリギリのラインか。
どうにも、この出だしが苦手だったようで、これから7年後の1972年、25歳の時に生歌で披露した時も同じようにやらかしている。



路線変更する前あたりで低迷期に当たるせいか、何とも疲れ果てている感じがする上に、乗り気で無いのがありありと見えるのが痛々しい。