朝の光が、葉の先にやさしく触れるころ。
鳥たちの声が、島の空気を少しだけ澄ませてくれます。
こんにちは。わたしは、月桃(げっとう)です。
天草の風のなかで、植物たちとともに暮らしています。

海の幸や山の幸が豊富にとれ、手付かずの美しい自然に恵まれる
天草で暮らしながら、わたしが大切にしているのは
「爽やかな愛を、自分から注いで、やさしくなること」

それは、人との関わりだけではなく、自然との付き合い方にも通じているのだと感じます。

たとえばお買いもののとき。

野菜は、少し不揃いでも自然なかたちのものを選ぶようにしています。
農薬や化学肥料に頼らず育てられたオーガニックのお野菜は、
ときに皮にキズがあったり、大きさがまちまちだったりします。
でも、そんな自然の個性をそのまま受けとめることで、
生産者さんの思いや、土の恵みをより近くに感じることができるのです。

また、いわゆる「規格外」とされるお野菜を手に取ることも、わたしにとっては大切な選択。
まだ食べられるのに捨てられてしまう命を、できるだけ減らしたいという想いがあります。
ちょっと曲がったキュウリや、大きすぎるナスも、
わたしの台所では立派なごちそうです。そんな野菜たちに目を留めて、フードロスの一助になれたら…それだけでも、やさしい選択です。

お出かけのときは、わたしもマイボトルを持ち歩いています。
その中にはもちろん、天草の太陽と風を浴びた「月桃茶」を。
そして、みなさんにお届けしている不織布のティーバッグは、マイクロプラスチックを出さない素材を選んでいます。

お買いものの際は、できるだけ簡易包装のものを選んでいます。
プラスチックの袋や容器が少ないだけで、ごみの量はぐっと減りますし、
持ち帰ったあとの手間も、実は少なくなるんですよ。

そして、使い終えた資源は、できるだけリサイクルへ。
紙やビン、アルミや古布などは、地域のルールにそって、丁寧に分別しています。

そして、何かものを買うときも、「本当に必要かな?」と、いったん立ち止まってみるようにしています。

ほんの小さなことかもしれません。
けれど、その小さな選択の積み重ねが、
遠く離れた誰かの暮らしや、まだ見ぬ季節の自然へと、やさしく届いていくと信じています。

わたしができることを、今日もひとつずつ。
でも、強い意志を持って。

あなたと一緒に、爽やかな愛のやさしさの輪が広がっていきますように。

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