現在、
最新6巻が発売中。
この漫画のタイトルや表紙の画が、
1巻発売当初から気になってました。
しかし、
連載誌がコロコロコミックらしいので、
画もストーリーも幼稚そうだし、
それをおじさんが読んで楽しめるのか?
・・・と言う感じで、
気になるけど読んでませんでした。
・・・けど、
とあるTV番組で、
コロコロコミックのレジェンド漫画家が、
運命の巻戻士は、
コロコロコミックの常識を覆した漫画で、
いずれは、
コロコロの枠をハミ出すような大きなスケール!
そんな風にベタ褒めをしながら、
熱い想いを語っていたので、
まずは試しに、
1・2巻だけ買って読んでみたら、
これがなかなか楽しい内容
なので今度は3・4巻を買いました。
巻が進むごとに画が巧くなるし、
展開も凝ってきて面白味が増していく。
しかも4巻が、
すっげー気になる終わり方だったので、
急いで5・6巻も注文し、
現在(いま)はその到着を待っている状況。
主人公は、
時空警察特殊機動隊で働く中学2年生。
基本的な設定は、
藤子・F・不二雄先生の「T・Pぼん」と同じ。
助けても歴史に影響しない人の中で、
不慮の事故や事件で亡くなった不幸な人の
命を助けることにより、
本人やその家族を幸せにする。
・・・みたいなストーリー。
だけど、
T・Pぼんと決定的に違うのは、
例え任務を失敗しても、
成功するまで何度でも時間を巻き戻せる。
それって、
他の時間移動漫画では
禁止にしていることが多い設定なので、
この漫画の大きな魅力の1つです。
眼帯を外すと右目のタイムマシンが作動して、
巻戻能力(リトライアイ)が発動します。
回数制限はないので、
(ただし、使うごとに精神は披露します)
任務ごとに何百回と巻戻しを繰り返しますが、
繰り返しの中にドラマがあるので、
巻き戻すことが、
この漫画の最大の魅力になっています。
この主人公、
頭も良くないし、
戦闘能力も低いので、
警察官としての能力は低い。
その代わりに、
異常な「記憶力」が主人公の武器です。
何をするとダメなのか?
何をするとヨシなのか?
何百回と様々な方法を繰り返し、
その全てを記憶しているので、
最終的に、
記憶した中のヨシだけを繋げることで、
任務を成功へと導く。
・・・みたいな展開が、
基本的なストーリーです。
この物語の核となる、
時計の仮面をした男。
悪の組織も絡んでくる物語ではあるけど、
悪の組織のメンバーと、
直接バトルするのが中心の漫画ではなく、
あくまでもメインは人助け。
悪の組織は秘密裏に人助けを邪魔してくる。
そんな絡み方や魅せ方も、
巧い演出だと思う。
現実の世界は巻き戻せないけど、
成功するまで何度でも失敗して良いんだ!!
そういうことを、
今の時代の子供たちに伝えていくのは、
とても良いことだと思う。