今日は「第28話」。
「それぞれの父」の前後編で、
後編は「剛三兄弟の父」の話。
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27話で、
重傷を負ったダンゲ将軍が死の間際、
剛三兄弟に剛健太郎の秘密を話す回。
(秘密=ボアザン星での人生)
ただし、
ボアザン星人だった頃の
剛健太郎の名前は巧妙に伏せていて、
ラ・ゴールと剛健太郎が
同一人物であることは、
28話ではまだ分からない。
剛健太郎の父親は前ボアザン皇帝の弟。
ボアザン星は昔から、角があると貴族で、角がないと奴隷の人生を強いられるが、健太郎は皇族なのに「角なしで生まれた」ため、一族の汚点として父親に殺されそうになるものの一命をとりとめ、それ以降、周囲には極秘で「偽物の角を付けた人生」を送り、それキッカケで表には出さないが差別を嫌うようになる。一方で科学の才能を発揮して大学で優秀な成績を修め、卒業後は「科学大臣」となり、「ロザリア」という角なしを「差別しない素敵な女性」と結婚し、順風満帆な人生を送っていた。
しかし、
(前)皇帝が亡くなり、皇帝の息子は幼い上にアホすぎるので、
この2人から皇帝が選ばれることになり、継承順位の高い剛健太郎が皇帝候補となった。
ところが、
ザンバジルは卑劣な手段で剛健太郎の「角の秘密」を入手して陥れ、それ以降、健太郎は妻とは離れ離れになり、奴隷にされ、ザンバジルは見事に皇帝の座を継いだ。
・・・と、
ここまで話したダンゲ将軍が、
「あなた方の父親は・・・」
と言うのを聞いた剛健一は、
お父さんはボアザン星人なんだよ。
という前振りで話し始めたのに、
「え?その科学大臣ってお父さんなの?」
とか今更言ってる
話を、
剛健太郎の人生に戻します。
剛健太郎は、
奴隷となった後、
しばらくして妻の死を噂で知り、絶望をする。
だが、
そこで終わらないのが剛健太郎。
奴隷仲間とともに反乱を起こし、円盤を奪取してボアザン星を脱走(残念ながら無事に脱走できたのは一人だけだったが)。その後一人であてもなく宇宙をさまよい。
やがて、
偶然見つけた地球へと降りる。
そこで、
剛光代と出会って結婚し、その際、ボアザン星での名前から「剛健太郎に改名」した。
やがて3人の子を授かり、幸せな生活を送っていたのだが・・・。
まさかの、
宇宙統一計画(征服)を始めたボアザン皇帝(ザンバジル)に地球にいることがバレてしまい、呼び出しをくらう。
これは呼び出しをされた後に旅立つシーンで、2話にもこの紫色のシーンがあったけど、
2話の時は、
「ボアザン星人の地球侵略は、私にしか阻止できない。見事に説得して見せる。」
・・・と言って旅立った。
この時はこの、
剛健太郎の台詞しか状況の説明がなかったけど、征服を企む悪の組織をたった一人で説得出来る訳ねーじゃん
・・・と思っていた。
ところが、
わざわざ自分から乗り込んだのではなく、ザンバジルに脅されて仕方なく、ボアザン星へ一人で行ったのね。
全てに納得できた。
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「鎧獣士」
今回は出てこない。
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第28話の必殺技。
戦闘シーンもなし。
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28話はガッツリ、
剛健太郎の波乱万丈物語でした。
なかなか凄い人生で面白かった。