日本は長く平和が続いたので、その平和と幸福の代償で、日本人は実につまらない人間になっている。

 

男も女も。

 

劣化甚だしい。人間というより小動物みたいだ。

 

ペットを飼う人間が増えているそーだ。

 

それは、ペットの犬や猫と同じ水準の脳の人間が増えてるってことだ。

 

ケダモノなんかに癒されるなんて脳の劣化に決まってるんだ。

 

かくも現代の日本人はクルクルパーだ。

 

だから、いざという時、非常時、限界状況があるということなど考えることができない。

 

想像力が全くない。

 

命かけるなんて、自衛隊がやればいいと思ってる。

 

自分は安全地帯でグジャグジャ言ってりゃいいと思ってる。

 

ほんとはさああ、金なんて死んで行く時は持ってはいけないし、裸で死んでいくんだから、金なんてどうでもいいといえばどうでもいいんだ。

 

金のことでクヨクヨ思い悩むなんてアホらしいことなんだ。

 

金は最高に大事だ。

 

ほとんどなんでも金で手に入る。

 

生命以外は。

 

私らの生命以外は。

 

だから、自分の命ってものをリアルに考えると、金のことなんかぶっ飛ぶし、ないならないでなんとでもなるという気持ちになる。

 

ギリギリ非常事態に自分はどう動くか。

 

何をすべきか。

 

今のふやけた日本では、誰も考えないようなことを、しっかり考えてみる。

 

戦争を描いた小説を読んでみる。

 

映画を見る。

 

それだけでも、あれが欲しい、これが欲しい、と金が使えないとクヨクヨすることをアホらしいものにしてくれる。

 

小さいこと考えていると、ほんと小さい人間になるよね。

 

お金のこともさあ、自分が生きて行くために便利な道具なんだから、身を守るためにこれぐらいは大事とか考えていれば、使う気持ちなど消える。

 

ボンヤリ気楽に生きてるから頭も悪くなる。

 

私は65歳になってわかったんだ。

 

お金を使わなくなるためには、無駄に使わなくなるためには、やはり大きなこと、本質的なことを考えていないといけないって。

 

それは死だ。

 

いつかは必ず死ぬんだ。

 

私は、今この時間にも自分の命をかけているんだ。

 

つまらない買い物している時間はないんだって。