タイトル分かりますか?
『栄冠は君に輝く』
吹奏楽をしてた人なら分かると思う
高校野球甲子園の曲です
さ、ただいまその甲子園のために全国で地区大会が行われているでしょう
新潟も同じ
うちの高校は学力そこそこ
公立にしては部活が強い
とまぁまずまずのところです
野球部は去年
県内唯一公立で県大会以上までいったほど
毎朝早くから朝練
遅くまで練習
そのおかげか
第6シードとしてこの予選が始まった
今日は初めての対戦
相手はすぐ近くの工業高校
無糖の弟が通ってる高校でもある
無糖は野球部の人にぜひ観にきてと言われ
興味はもともとあったのだけれど
一回も生で観たことなかった野球の試合
生憎の雨
ふったり止んだりの不安定な天気
応援席にはけっこう同級生、顔見知りが多くて
クラス一緒のバスケ部元主将が1人でいたり(笑
彼女と一緒じゃないのかって思ったら
結局それまた無糖とクラス一緒(三年間一緒)の男子と2人でみてたり
でもみんな楽しみにしてるのです
試合を
決して不安がらず
勝つと信じきってるのです
それほどうちの野球部は信頼があったのだな
っと
一回表
うちの高校の攻撃 1点
順調
そう思われたのです
一回裏 3点
まだ一回だし大丈夫
スタンドは完全にそんな雰囲気でした
でも無糖はどうもイヤな感じが離れない
不安でざわざわする
落ち着かない
その予感は良くもいや
悪くも当たってしまったのです
なんとか一点を返すも
また相手に一点奪われる
ヒットはうちの高校の方が多いのに
肝心なところで長打ない
ずるずると試合は流れてく
昨日の野球部の人からのメール
『絶対勝つからさ』
その人は主将でキャプテンなんです
みんなを引っ張っていく人
誰よりも練習して
野球部のことを考えていたことでしょう
今日の試合も
誰よりもボールを追いかけ
打って打ちにいこうとしてた
応援席できゃのんさんと
小さく頑張れと言い続けてた
わたしの今月分の運を
全部注ぎ込んでもいいからどうか
栄冠は君に(わたしの高校に)輝いてと
人事を尽くして天命を待つ
人事は尽くしたよ?
充分じゃないの?
これでもまだ足りなかったのだろうか
勝敗は
2―4 でうちの高校の負け
誰も思わなかっただろう
まさか負けるとは
思い出される
『絶対勝つから』
のメール
励ませない
どうやってメールをしようか
考えてようやくしようと思ったら
向こうからメールがきた
『今日は負けた試合をしてごめんね』
うちは
さっき考えてた文の最初に
『謝らないで』
と付け足して返信した
『残念だったね
でも観れてよかった
とてもかっこよかった
気が利いたこと言えなくてごめん
今日はゆっくり休んでね』
そんな感じ
本当に気が利いたこと言えない自分に腹がたつ
何を言ったら
でも何をいってもうまく届かないきがした
明るい
いつもと変わらないメールを送ってきたのは
たぶんうちを気遣ってくれてるんだと思った
勝手にだけど
悔しくて悔しくて泣きたくていっぱいいっぱいなはずなのに
なんでそんなうちなんかを気遣かえるんだと思った
うちが去年大会が終わった時は
放心して泣いてしまったのに
どうしてそんな人に
天命は栄冠は
降りてこなかったんだろう
理不尽だ
でもそれが普通なのだ
そうじゃなきゃ成り立たないのが世界で
勝者があるところに敗者がある
光と影のように
まだ
本格的な夏がこないまま
彼らの夏は終わった
火曜になったら
先生どもは彼らに容赦なくいうだろう
『切り替えろ』
『受験だ』
と
みにきてもいないくせに
よくそんなことが言えるな
本当におつかれさま
わたしは
そんな彼らに
わたしなりの栄冠をあげたい