■携帯機
今週発売タイトルのメインのひとつである
「ディシディア ファイナルファンタジー」。
ファイナルファンタジー生誕20周年の記念タイトルで、
FFキャラが多数登場する格闘アクションとなっています。
ビッグタイトルの少ないPSP市場に年末の期待作として投入され、
予約もそれ相応の数がはいっています。
本体同梱版は出荷数が少ないらしく、
どこの販売店でも品切れとなっています。
内容がシリーズとしては新しい試みなため一部で心配される声もありますが、
ただの寄せ集めではない軸のしっかりとした内容だと信じています。
その他のPSPタイトルは「緋色の欠片 ポータブル 」など。
■テイルズ オブ ハーツ CGムービーエディション / 公式サイト
今週はDS市場が活気付いており、
その主力となるのが「テイルズ オブ ハーツ」となります。
初回受注分の5割の予約特典も順調に消化しており、
メーカーも発売週の追加出荷を行う事が決まっており、
初週の出荷数は約22万本&6万本とかなりの規模となっています。
もともと11日発売だったので他のタイトルとのバッティングはなかったのですが、
1週間ずれこみまさしく混戦状態となってしまったのではないでしょうか。
前作であるイノセンスで勢いを取り戻した感がありますし、
そのベスト版や中古も動きが活発化していましたし、
本作にも期待して良いのではないでしょうか。
そのテイルズとバッティングしそうなタイトルが
「ラグナロクオンラインDS」「幻想水滸伝 ティアクライス」です。
前者はもちろん現オンラインユーザーの為のタイトルといえそうで、
こちらも予想以上に予約が入っており追加が相次いでいます。
本作購入者には先着特典としてPC版で使える
アイテム2種類のチケットが同梱されることになっていますし、
PC版の新規のユーザーをにらんだキャンペーンとして、
初登録プレイヤーに30日間無料チケットも同梱。
そのほかにも先着順でプレミアムブックが用意されてますし、
価格は高いですがファンにとってはうれしい仕様となっています。
そしてテイルズ延期の影響を一番うけそうなのが
「幻想水滸伝 ティアクライス」になるのではないでしょうか。
といってもテイルズもそうなのですが、
購入者層の大半は両タイトルともファンが占めるわけで、
新規タイトルの取り合いで影響が出るといったレベル。
本作ではDS版という事で通信部分にも力を入れており、
ワイヤレス通信や見知らぬ人とWi-Fiを通じてクエストを行うことで、
通信プレイでしか手に入らないアイテムを手に入れる事ができます。
元々新規ユーザー獲得が難しいタイトルでしたが、
DSになった事で良い影響が出るといいですね。
安定したセールスが期待できる定番的タイトルとしては、
「パワプロクンポケット11」「桃太郎電鉄20周年」がイチオシ。
「パワプロクンポケット」シリーズは9から10にかけて大きく販売数が伸び、
どちらの実績を元に本作の販売数を予測するかが難しいところ。
20万~30万本規模のあたりで落ち着くとは思うのですが、
パワプロシリーズユーザーが携帯機に移行しつつありますし、
今年で更なる飛躍を遂げる可能性もまだまだあります。
続いて「桃太郎電鉄20周年」。
桃鉄は前作のデキが中途半端だったにもかかわらず、
DSバブルに乗っかって35万本以上を売上げる結果となりました。
その前作をかなりボリュームアップさせたのが本作です。
物件やカードが多数追加される事は言うまでもなく、
DS本体1台で4人対戦が可能になったことや、
Wi-Fiを通じてオンライン対戦も可能に。
やっぱり桃鉄は4人対戦ですよね。
今年の年末はパーティゲームが全体的に見ても少ないですし、
年始にかけて長く売れてくれる可能性も高そうですね。
その他のDSタイトルも期待作がたくさんで、
「牧場物語 ようこそ!風のバザールへ 」「お茶犬の大冒険2 」は安定、
穴で「なかよしオールスターズ めざせ学園アイドル 」に期待しています。
■据置機
■360:ガンダム無双2 / 公式サイト
据置機はもちろん「ガンダム無双2」がメインです。
前作は賛否両論ありましたが売り上げ的には結構な規模で、
3機種バラバラの発売日だったので食い合いも無かったようです。
本作では3機種同時発売になった事でどうなるかといったところ。
360版は別として、PS3を最近購入した元PS2ハードユーザーが増えており、
PS3版は前作超えを期待してもよさそうな気がします。
PS2版は1,000円安いのでその点だけ注意。
360からは高い予約率の「FableII」に初動がありそう。
360では珍しくない同価格の「初回限定版」はほぼ予約で完売。
初回限定版はダウンロードコンテンツ3つとDVD同梱ですので、
購入予定の方は店頭で確認してみると良いかも。
本作は前作の500年後の世界を舞台にした本格派RPGで、
海外版を既にプレイされた方からは高い評価を頂いています。
いつもの如く爆発的な売上げは期待できませんが、
3~5万本という安定したセールスは期待できそうです。
■ダンスダンスレボリューション フルフル♪パーティー / 公式サイト
ファミリー向けにはWiiタイトルが充実しています。
「カラオケ JOYSOUND Wii」はあのカラオケがご家庭で楽しめるという代物。
ネット環境が無いご家庭にはこの収録曲 のみしか楽しめませんが、
環境が整っているユーザーは有料ではありますが約3万曲が利用可能。
家族みんなでという活用方法がメインになるとは思うのですが、
本番の練習用として1人プレイも案外あるのではないかと思います。
商業用への活用も懸念されますが、
その辺が法律に触れないのであれば良いですね。
そして「ダンスダンスレボリューション」は今までの足で踏むだけにとどまらず、
Wiiリモコンを使って手の動作を加えた新しい仕様となっています。
やはりWiiFitで開拓されたユーザーをターゲットにしており、
フィットネス目的の購入も若干見込めそうな予感。
「レッツタップ」はどうなんでしょうか。
開発はプロペ でソニックやファンタシースターの生みの親である
中裕司氏が代表を務める新しい会社です。
箱の上にWiiリモコンを置き、その箱をタップ(叩く)するゲーム、
と言われてもまだしっくり来ないですよね。
とはいえ中氏が携わって面白くないわけがないので、
まずはプロモーション、口コミなどから盛り上げていければと思います。
その他の据置機ゲームでは「PS2:Fate/unlimited codes 」
「PS2:beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS 」「Wii:BLEACH バーサス・クルセイド 」など。
■感想
今週はものすごいラインナップです。
主力のタイトルはファン向け色が強いため初動から動きがありそうです。
今日紹介し切れなかったタイトルの中でも多数期待作があります。
コレだけ発売タイトルがあると店頭でも1本1本への注力がおろそかになり、
埋もれてしまうタイトルが出てきそうですのでそれが心配です。
まずは店頭展開をしっかりして、
予約の再確認などしっかりしたほうがよさそうです。