どんな人でもいい

人に会い話すと、必ず自分に変化が起こる。
何かしらの刺激は受ける。

もしかしたら人間の人生なんて全てそれだけが動機で成り立っているのかも知れない。

言葉を話す・食べ物を食べる・風呂に入る・走る・本を読む・音楽を聴く・泳ぐ・服を着る…

どんな行動をとっても、みな人に教えられたり、見て真似たものである。

例外を言えば、赤ん坊がとる行動である、泣く・笑う・眠る・排泄。

このくらいではないかな？

自分のとる意識的な言動のほぼ全てが、それまで出会った人の影響を受けているのだ。

…ということに気づいてしばらくがたつ。


気づいた当初は、だから自分が出会う人は自分にとって上等な人がいいのだろうと思っていた。


しかし最近は違う。

どんな人でもいい。

そこからどんな影響を受けるかは、自分の構え方によってまるで違うのだと感じた。

例えば、自分の目指すべく道で成功した、いわゆる憧れの人物と出会っても、その時の状態によっては「劣等感」が生じ、落ち込むことがある。
また、情けないどうしょうもない人間に出会っても、反面教師とみてとれる状態もある。
要は、月並みな言い方だが、「自分次第」なのである。

その時々