3月も終わりです。早いものですね。
Facebookを見ると後輩らが学校卒業しましたとか、春から働きたくもない会社で働きますだとか、この時期になると入学したときを思い出しますだなんだかんだ。
やっぱり春と言えば出会いと別れですよね。一斉に嘘をつきまくるエイプリルフール。行事だと花見でしょうか。
僕は昔から催し物が大好きで仲間となにやら企画を立ててどんちゃん騒ぎするのが恒例です。
夏はバーベキューや海。冬はクリスマスパーティー。色々やってきました。
しかしその中で花見というのは実は人生で2回しかやったことないです。その花見のエピソードをご紹介します。
人生で2回しかやったことのない花見は、1度目がそれはもう苦い思い出で毛嫌いしているんです。
2度目に行った花見は声優としてメキメキ活動してたときで、声優仲間と行いました。
その時は20~30人の大所帯で二子玉川で開催。しかしまさかの幹事の僕が当日にオーディションが入るというアクシデンツに見舞われ友人に幹事をパスして、遅れて参加。ほぼみんなが出来上がってるという状況に参入してひどい乱れようでした。どさくさに紛れて女子の乳を揉みしだくという確実に捕まる行為も笑ってすまされるという素敵な状態。まさに酒池肉林。
一人女の子が酔いつぶれてゲロってて、僕がおんぶするというね。背中に吐かれるんじゃないかとヒヤヒヤしてました。
そこまで問題もなく、2度目の花見は僕の中ではおっぱいも揉めたし楽しかったんですけど、やっぱりやろうと思わない。1度目が原因なんです。
当時確か18歳とかそんなクソガキで、見た目がフケてるので酒もタバコも買える。居酒屋にも平気で入れる僕でした。まだその時は飲めるお酒なんてレモンサワーとかでしたけど。
で、その時すげー仲良かった友人と花見をやることになりまして。人生で初花見ですよ。上野公園です。テレビでしか見たことのない未知なる場所、桜が咲きましたなんてNEWSで報じられるのを見るくらいでしたからね。ものすごいドキドキでした。
初めての癖に前日から場所を取るなんて暴挙に出るのがいけなかった。
一緒に行く友人は最近彼女が出来たとかで、きっと毎日彼女とセクロスに興じてたはずです。そのセクロス狂いしてる彼女がお弁当的なサムシングを作ってきてくれるというではありませんか。
友人が抱いた女なんかに興味はなかったんですけど、花見にお弁当的なサムシングです。テンション上がります。
コンビニやらで買ったものを食うより手製の食べ物にお酒の方が断然いいわけです。そりゃ僕も気合いを入れて場所取りをします。友人は彼女に頼んで豪華なものを作ってくると豪語してました。ならばこちらは絶景のロケーションを用意しなければなりません。
前日にレジャーシートをドンキホーテで買い、洋服を何枚か持っていきました。やはり春と言えどまだまだ寒いですからね。寝袋を買うなんて発想はなく、洋服をたくさんです。今思うとバカです。
20時なんて時間に上野公園に到着です。この時点ですげー寒い。こんな状態で朝まで待ったら死んでしまう。とりあえず時間を潰すために近場の漫画喫茶に引きこもります。
友人に「寒いから一時漫画喫茶に避難」とメールを送ったところ「だよなwwwww」と草つきで帰ってきました。その時点で少しイラッとした。
1時くらいまでエロ動画を観つつ、時間を潰していざ出陣。
さっきより寒い。風が容赦なく吹き付けてくるわけです。洋服たくさん?バカですか本当に。周りはぬくぬくと寝袋使って寝てます。
僕一人だけ洋服にくるまって凍えてるわけです。甘かった。初心者が安易な発想で場所取りなんかするんじゃなかった。するなら寝袋をしっかり用意して防寒をしていくべきだった。
しかしそんなことを今さら思ってもあとの祭り。場所もしっかり確保してるのに今さら引き下がれません。
凍えながら僕は朝日が出るまで待ちます。陽が出れば暖かくなる。そんな希望を胸に待つわけです。
しかしですね、普段パソコンを狂ったようにやって気がつけば朝だったなんてシチュエーションとは違います。時間が経つのがものすごく遅い。
時間を潰すものを全く持ってきていなかったわけです。
携帯でネットサーフィンしようにも鬼のように減っていくバッテリー。連絡がとれなくなってしまいます。携帯をいじることが出来ず、僕はただただ凍えるばかり。寝ることも出来ず寒さに震える。このときは本当に死ぬと思った。
けれども頑張れば豪華なお弁当的なサムシングが待っています。それを楽しみに僕は我慢しました。
しばらくすると朝日がゆっくり顔を出します。何時間も寒さに凍え、思考も停止しており、微かに差し掛かる日差しが暖かいんですよね。
停止した僕の思考がゆっくり動きだし、暖かい日差しに涙を流しました。
これで僕の役目は終わりです。
あとは友人が来れば美味しい弁当的なサムシングが待っています。
9時に待ち合わせという結果時間潰すのに苦労したんですが、無事友人が合流。
ブッサイクな彼女連れてやってきました。
どうだこのロケーション。隣にいた大学生連中に話を聞いたところ、なかなかとれない場所だそうで。死ぬ思いはしましたが、こんな場所を確保したんだ!美味いもの食わせ!
そう友人に行ってブッサイクな女がタッパーを取り出しました。中サイズのタッパーをひとつ。
……はい?
友人「朝3時起きとかで可哀想だからさ。簡単なのでいいよって言ったんだ」
タッパーの中には陳腐なサンドウィッチ。
おいおいどういうことだよ豪華な弁当的なサムシングじゃねぇのかよサンドウィッチってこれコンビニで買ったら230円だよどうなってんだよ。
前日から場所を取り寒い中並んでいたのにこの始末。腹がすこぶる減っていたのにこんなサンドウィッチ俺一人分だよ。まだドトールのミラノサンドの方がボリュームある。
俺への配慮は全くなかったのでした。
結局コンビニでくそみたいなもの買ってきて花見を開催。周りは社会人たちなので重箱やらなにやら豪華なものを食べています。
こちらはコンビニでかってきたピーナッツとさけるチーズ。陳腐なサンドウィッチ。
どうなってんだ。本当にどうなってんだ。
ゲンナリして陽がくれる前に解散。カラオケ行こうぜって誘われて帰るといったら奢ると言われたもんだからカラオケへ。
帰宅したらそれはもうクタクタでした。
泥のように眠って翌日には風邪引いてました。
そりゃそうだ。
そんなエピソードがあるから僕は花見に行かないのです。
走馬灯のように僕を襲うトラウマ。僕が幹事じゃなくても参加を拒んでしまうのです。
その友人カップルは何故か翌日に別れました。相手の自宅でセクロスしてたのを親にバレて強制的に別れさせられたようです。馬鹿か。
桜が咲く頃、僕は思い出すわけです。
凍えるような寒さ、陳腐なサンドウィッチとブサイクな彼女の鼻から飛び出てた鼻毛を。
花見はいいかな。きっと楽しくないに決まってる。夏になれば僕の季節。海に川にバーベキュー。僕が暑い季節が好きなのは待ってても寒くないからでしょうかね。
夏を待ちきれなくて!とTUBE前田さんの声が脳内に響きます。