大和国一之宮大神神社（おおみわじんじゃ）は日本最古の神社といわれ、

本殿を持たず拝殿の三つ鳥居から三輪山（みわやま）を拝む原始信仰の

形が保たれています。

三輪山は標高４６７ｍの円錐形の美しい山で頂上には磐座があり、縄文、

弥生時代からの原始信仰の対象とされていたと思われます。

古事記によると祟神天皇の時代に、悪い病気が流行したことがあり、

これを見て天皇はひどく嘆き悲しみました。

ある時、夢の中で大物主大神が現れ、「今流行している病気は自分の

仕業である。オオタタネコに自分を祀らせるならば、たたりも収まり国は

安定するだろう。」と告げました。

天皇は夢から覚めると、早速オオタタネコという人物を神主として、

三輪山に大物主大神を祀りました。

これが三輪山に大物主大神を祀られる起源となります。

三輪山自体が蛇がとぐろを巻いている姿を想像させるためか、

三輪山の伝承には蛇に関わる話が多くあり、大物主大神も蛇神と

言われます。

そのような神宿る三輪山は、人が足を踏み入れてはいけない

禁足の山とされていましたが、現在では【入山心得　十箇条】を守れば

入山できるようになりました。

今日は朝から三輪山を登拝するためにやってきました

今日は天気も良く暖かかったのでたくさんの参拝者が来られてました。

大神神社拝殿でお参りし、三輪山登拝口のある狭井神社に向かいます

大神神社から北側に５分ほど歩くと狭井神社（さいじんじゃ）があります。

この位置から見る狭井神社が好きなんですよね～

【ご祭神】　大神荒魂神（おおみわのあらみたまのかみ）

　　　　　　　大物主神（おおものぬしのかみ）

　　　　　　　媛蹈鞴五十鈴姫命（ひめたたらいすずひめのみこと）

　　　　　　　勢夜多々良姫命（せやたたらひめのみこと）

　　　　　　　事代主神（ことしろぬしのかみ）

拝殿横に薬井戸と呼ばれるご神水が湧き出るところがあります。

コップに一杯ご神水をいただき、そして登拝用に社務所でペットボトルに入った

ご神水を購入し登拝の手続きを終えました。

登拝口でお祓いをし、いざ入山

上り下り約４ｋｍほどの行程です。

ここからはＮＧなので次の登拝案内図をどうぞ(^-^)

今回でたしか５回目ぐらいの登拝になりますが、いつ来ても気持ちいい

山ですね

三輪山のご神氣はもちろんのこと、山の中の空気、木のにおい、

水の流れる音、吹き抜ける風の心地よさ、そしてすれ違う人との

「こんにちわ」というあいさつ、道の譲り合い。

日頃からできるだけ人に優しくなろうと心掛けているんですけど、

自分が意識していないところで人を傷付けていることも多々あります。

そんな時素直に謝れなかった自分に反省しています。

思うだけなら誰でもできます。実践しなければ意味がありません。

そして言葉に発しないと相手に伝わりません。

三輪山は人を優しくし、思いやりの心を持たせてくれる山です。

往復約１時間半の登拝を終え、駐車場に戻り車を出そうと

フロントガラスに目をやった時、驚きの光景がぼくの目に

飛び込んできました

なんと！

三輪山から龍！？蛇！？

右下に写るのが三輪山なんですが、その山頂付近から飛び出したような

龍雲！？白龍のようなもしくは、蛇神である大物主大神！？

不思議な事にこのあと見る見るうちに消えていったんですけど、

なんだか大きなプレゼントをいただいたような気がします(＾～＾)

ありがとうございました

三輪山登拝～龍雲！？