夏休みがもうすぐ始まる

そんな時期の出来事でした…

私は勇気を出して病院に行きました。


そして内診


赤ちゃんの写真をもらいました。


小さくてどれが赤ちゃんかわからないくらい


その産婦人科の先生は私が高校生だとわかっていても堕ろすとかそういった話は口にしませんでした…

どうしますか?

とも聞かれませんでした。


せっかく宿った命なのだから

と先生はおっしゃいました


産むべきだと自信にもなりました。
私の中で堕ろすという選択肢は完全に消え去りました。


先生、助産師さんから保健所に連絡が行くこと、親のこと色々話し合いました。


それから検査にも2、3回通い

保健所に母子手帳ももらいに行き


最後にしておかなければいけないこと…

親にどんなふうに言うか

親はどんなふうに接してくれるのか

不安な毎日を過ごしました。


夏休みに入り

つわりも酷くなり毎日毎日吐いて吐いて
本当に辛い日々でした

これをみんな超えてきたから強い母になれるのか
これは母になるための試練なのかもしれないと耐え抜きました…


そんな時保健所の方はたくさん相談に乗ってくださり
親との間に入って話をすることもできること

学校での体育の授業の心配もしてくださいました



私のそんな生活は長くは続きませんでした


9月に入り5回目の検診…

やっと嫌だった下からのエコーも終わり14週に入ったと思われる頃でした、

○○さん、落ち着いて聞いてください…

私は言われなくても落ち着いていました。
エコーを見ればわかったからです


この前の検診では元気で飛び跳ねていた赤ちゃん
2週間経っているのに少しも成長していない

心臓の音も聞こえない


お腹の中で亡くなっていました。



少しお腹が痛かったりつわりが少し収まってきたり
この時期はよくあること


その時に病院にきていれば助かったのかもしれない。
悔やみました。



そこからは

流産手術というものを受けなければいけないこと
そのためには親の同意が必要になること

その日の夜に初めて妊娠していたこと、明日話を聞きに一緒に行って欲しいことを伝えました


怒るというよりは

私の行動力に呆れていました。



赤ちゃんが誰にも喜ばれずに亡くなったこと

親を悲しませてしまったこと

たくさん泣きました


彼も一緒に悲しんでくれたこと
唯一の救いでした

多分彼はあまり自覚はなかったと思います

私がつわりで苦しんでいたこと半分も分からないと思います。



手術はシルバーウィークの後無事に終わりました