Houston vs LAL game 2
109-117(1-1)
昔から思ってたこと、でも中々言えなかったこと、それはRussell Westbrookがチームにいる限りタイトルは絶対に取れない！！！ということ。
OKC時代から思ってたことだけど、Houstonに移籍した今も改めて確信した。
Russじゃ勝てんっ！
RussがクソPlayerなのかどうか、それは議論の必要はない。
１億%の確率で実現する,future hall of famerだし、Oscar以来MagicもLeBronですら成し遂げられなかったトリプルダブルアベレージを3年連続で果たしたということ、正直身体能力のpound for poundではGiannis、LeBronを凌ぐとも思う。
過去10年、観ていて最もエキサイティングな選手の一人だ。
能力は否定しませんよ、一切！
なぜRussじゃ勝てないのか、その理由は頭が悪い！！！ これに尽きる！！！
誤解を恐れずに言えば、Russは高校時代のGPA3.9(これはオールAの化け物）でStanfordに奨学金で入れる可能性があったという程、Jeremy Lin、Jaylen Brown、Spencer Dinwiddie などのNBAアカデミック軍団の実力筆頭として実は知られている。
でも、それとこれとは違うんだよー。（泣）
Russの最大の欠点、それはファクト認識の弱さだと思う。
この点はこの間書いたJimmy Butlerとはまさに真逆。
チームピンチ→俺がどうにかする→俺が決める。
いやここまでは全然良いよ、っていうか5年205ミリオンのsupermax選手なんだからむしろ是非頼むわっだしTobias Harris（5年180ミリオン）、お前も目ん玉ひん剥いてよく見とけよ！って感じだよ。
けどその次、
俺が決める→俺がスリー/ロングミッドレンジ/もしくは難しいサーカスショット打って決める！
なんでやねんっ！！！（号泣）
いやーっ、いつもこうなんだよ。
Russの持ち味と言えば、さっきも書いたけどNBA史上有数の身体能力（スピード,力、ジャンプ力どれをとってもガードで右に出るものはない）、そしてその能力は31歳になった今でも衰えは見えない（多分）。
まあそして、シュートはお世辞にも上手いと言えない。（今期の3P25.8%。キャリアでも30.5%、５流。）
今期、３Pを打って打って打ちまくれ〜のMoreyballを展開するHoustonに移籍したRussはこのスタイルに順応できていなかった。（まあシュート下手だから）
しかし、年明けてしばらくしてからRussが３Pをほとんど打たなくなった。
自ら苦手な３Pを封印したのか、それともHCやGMなどとの会議によるものかは分からないけど、今期のHoustonが大きく変わり始めたのはちょうどこの頃だ。
それまではHardenが昨年を大きく超える40点弱のavgを残しながらもチームはPlayoff当落線上で今年マジロケッツやばいっ、という感じだった。
Russは相変わらずshoot数多かったけど、なんかお客様見たいな感じだったし。
そして、Russがそれまでの３P乱れ打ちを封印し、最大の持ち味であるフィジカル・スピードをマックス活かしたペネトレーション中心のスタイルに変更してからHoustonは大きく変わった！
Russはガンガンペイントエリアで簡単に得点を重ね、まさにGiannisの如く無双感全開だった。
しかも、ロケッツはチーム随一のビッグマンであるClint Capelaを放出し、6-7の３＆D選手、Robert Covingtonを獲得。
HCのD'Antoniも今年負けたらクビが見えてたので、全てのチップをオールインし、長年の夢だった完全スモールボールバスケットチームを実現させたのだった！
ただし、なにせ6-6のPJ Tuckerがセンターを務める超極端チームだったから、評論家等からかなり笑われた。
しかし、蓋を開けてみればロケッツは破竹の連勝街道に乗り、プレイオフ当落線上レベルから第２シード争いまで順位を上げてきた。（結局4位だったけど）
そしてその原動力は間違いなく覚醒したRuss2.0だった。
と、今期の経緯を書いてきたけど、Russ、お前何やっとんねん！！！
また元に戻っちゃったじゃないか！！！
だってこの間のGame１も酷かったけど、今日のGame２、お前がちゃんとしとけば勝てたよ、多分！
FG 4/15 FT1/3 TO7 PTS10, そしてマジヤバいのが3P1/7 !
3P 1/7って何これ！？
お前最後に３P７本以上打ったのは2019年のクリスマスゲームだよ！
試合見てたけど、Russが外から打つのマジ意味不明だったわ。ちょっとオープンだから打とうと思ったともし言ってくるんだったら、それLakersの作戦だから！！！12年目だからさすがに分かるでしょ！
Gordonが今日は波に乗ってきてたし、Hardenはgame1から明らかに効率性を意識している。前試合は明らかに無理なシュートは打たずに、確率上げようとオープンチームメイトにチラシまくってたよ。（FG12/20 3P3/6 FT9/12 PTS36)
Game1勝てたのはHardenのおかげだったんだよ！
お前Game1もFG10/24 FT3/6 って散々じゃん、しかも３P５本も打って１本しか決まってなかったよね、あとTO５もして、めちゃケアレスミスなやつ多いし。
OKCとのGame６でもやらかしてたよね、あん時はHardenが泥被ってたけど！
ホントRussのゲームはレギュラーシーズンとプレーオフの違いがないというか、分かってないというか。
あんなに若いうちからプレーオフの大舞台を散々経験してるのに、何故こうなっちゃうんのだろう。
昔のT-Macとか１回戦が永遠に突破できない選手なら分かるけど。
まあ実はRussも2016年にKDがいなくなってからは3年連続１回線突破できてなかったんだけどさ。
その点、Hardenなんてレギュラーシーズンどんだけ活躍しても毎年warriorsにやられてきたし（5年中4回Warriors, あとの１度はSpurs)、プレーオフでの老獪な相手との戦いの怖さは誰よりも知ってるはずだと思う。
Russ、お前今年Houstonに移籍した理由が友達のHardenとプレイしたいってことなら、ちゃんとHardenにプレーオフでの戦い方を聞いておけよ！
っていうかHardenもちゃんと打ち合わせしとけよ、お前がリーダーなんだから！
RussのプレーオフパフォーマンスはKDがいなくなった時から本当に酷い。
理由はさっき書いたように、レギュラーシーズンとの戦いに差が無いからだろう。
何度も書くようにRussの強みと言えば比類なき身体能力、これが一番！あとフィニッシュ力もかなり高い。
つまりHoustonでのレギュラーシーズン後半にやっていたように、インサイドへペネトレイトし、フィニッシュもしくはFTを取っていく、というスタイルだとRussは無双になれる。
しかも、Rocketsはそのスタイルを最大限助長するためにCapelaを出して、周りをシューターで固めてペイントエリアのスペースを広げようとしている。
確かにプレーオフではよりディフェンスのマークは激しくなり、笛も簡単に吹かれない時もある。
Hardenも過去にはレギュラーシーズンスタイルとのギャップに苦しんでいたけど、それは仕方のないことだ。だったプレイオフはタフということは誰でも知っていることだからだ。
その証拠にJimmy Butlerなんて今期はレギュラーシーズンより多くのFTを獲得している。（レギュラーシーズンハイは19本、今プレーオフでは20本、19本獲得済み）身体能力ではRussの方がJimmyより優れているけど、Jimmyのシュートセレクション、泥臭いファウルの獲得スタイルやTOを極力避ける慎重なゲームメイクを観ていると、勝利に直結しているのはどっちの選手かは明らか。
ただし、元MVPのRussは今のままでも殿堂入りは確実だけど、Jimmyは過去ALL NBA 3rd Team２回がベスト。
それでも自分は今のRussよりJimmyを選ぶ。年齢も1つしか違わない選手だけど。
長くなっちゃったけど最後に。
Russのこと勝手に色々書いたけど、正直なところRussの勝利も一度見てみたかった。
何故なら、故Kobeが現役で一番Kobeに近いMamba Mentality持ってるのはRussだと言ってたから。
偉大なOGのお言葉は無下にできるわけない。
でも正直、トリプルダブルアベレージとかマジどうでもいい。
長いことNBAファンやってると、マヤカシのStats（正直アシスト・リバウンド数って状況によって全然重みが違うから。FT,TOは結構参考にしているけど）で大騒ぎすることは少なくなった。
下にRussのKD後のプレイオフstats載せておくけど、例えば2018年のラストゲームとか酷い。4/27/2018 vs Jazz game 6
MP43 FG18/43 3P7/19 FT3/6 PTS46
まあこの試合PG13さんが相変わらずのFG2/16 5点止まりなんだが。
確かにエースとして何がなんでも勝たなきゃいけない、成功率なんて気にしてる場合じゃ無い、という状況は理解できるけど。
Russの場合、KD後ほぼ毎年自分のシュートボリュームを上げることで不足に対応しようとして、結局同じ形で1st Roundで終了していた。
それが今年、スコアラーとしては正直Russより多才で、年齢的にもまさに今ピークを迎えているHardenとのコンビが見れると知って、胸を踊らせないNBAファンはいないでしょ！
KobeだってShaq去った後、数年もがき苦しんでいたし、まさにここ3年のRussのように。
だからこそ、一番大事なプレイオフの場面でただ俺が決める！の精神で確率悪いシュートを連発するだけだったらOKC時代と同じじゃん！ということですよ。
Hardenという、こっちも惜しいとこまで行ったけど勝ちきれなかった天才と凄い相乗効果が見たいんじゃん！
まさにシーズン終盤でロケッツが見せていた機動力マックスの2000年代Suns２.０のような度肝を抜かれるようなものが見たいんだよ！
長くなり過ぎちゃったし、当然Russには届くことのないメッセージですが、NBAファンの方で自分と同じように悶々としている方が共感していただければ幸いです。
どうもありがとうございます。
出典（basketball-reference.com)
学業が出来る選手Top10
https://www.collegeconsensus.com/features/best-educated-nba-players/
あと、今期Russが３P打つことをやめたときの記事。
（Russフロア不在時にはRocketsはMavsとタイでリーグ1位のハーフコートオフェンス効率らしいです。いるときはtop10外。その他ではディフェンシブプラスマイナスがこの時点で405位！だったらしい。ギャンブルのしすぎで戻り遅くなってたことが原因らしい。けどRocketsはこの後勝ち始めたからね！）