過去に見たものを気ままに書こう

 

この映画は多分自分史上最多回数観た映画

(多分10回以上見た)

浜辺美波がめちゃくちゃ可愛かったのもあるが、何故か3回以降も泣けた。涙もろいので何回かなくのはよくあるんだが、3回泣けたのが不思議でそれ以降も泣いてしまい泣かなくなるまで見ようと思い気づいたらこの回数。

 

冒頭は志賀春樹(小栗旬)が授業をしているところから。

肝心な事は目に見えない。

この一節はサヨナラをして悲しませるくらいなら仲良くならなければ良かったと嘆く星の王子様にキツネが説いた言葉です。

 

授業中に本を読んでいる生徒が少し騒がれて場面転換。

職員会議の内容は図書館の移転の話。春樹の机には退職願。

その後教頭?先生に春樹は図書館の蔵書整理を押し付けられる。

春樹は久しぶりに図書館のドアを開ける。

 

図書館に久々に入った春樹。そこでは図書委員が蔵書を整理していた。そこで春樹は分類に手間取っていた生徒に分類方法を教え、この分類をやったのは自分でありそこに迷惑な助手がいたことを打ち明ける。

 

ここで北村匠海に交代。

桜良は昔の人は自分の悪い部分を動物のその部位を食べていたという。

春樹は馬鹿にする。

どうせ膵臓の役割も知らないくせに?と言われ春樹は調べた答えを返す。

 

図書委員以外入室禁止場所で春樹は他人興味がない事を打ち明け、君という呼び方を真似される。

更に他人興味のない春樹に桜良は星の王子様の本を貸す。

 

ふたりの関係は病気の桜良が書いている共病文庫を病院を落としてしまい盲腸の手術の経過観察で来ていた春樹が偶然見つかったことからはじまっていた。

共病文庫には自分が病気で死んでしまうことが書かれていた。

誰にも言っていない秘密を春樹に知られてしまったが桜良は平然と笑う。

 

現代の春樹は過去の話を今の生徒し、

「僕は誰とも関わらないことで自分の領域を守ってきたから」と話す。

 

桜良は図書委員会に立候補し本の分類を手伝いだす。分類を間違えた桜良は「ちょっとくらい間違えたっていいじゃない。頑張って探して見つけた方が嬉しいでしょ宝探しみたいで」と笑う。春樹は桜良にこんなところにいていいのか聞く。残り少ない命をこんなことに使ってていいの?と。しかし、彼女は一日の価値は皆一緒だと。最近巷で噂の通り魔に殺されてしまうかもしれないと。

しかし桜良は「どうしてもやりことを考えろっていうなら君に私の残り少ない人生の手助けをさせてあげます」と一方的に告げ日曜日に共に出かける約束をする。

 

約束の場所であった桜良はホルモンを食べるという。春樹は馬鹿にしているのか?と怒る。

冗談ばかり言う桜良に本心を聞く春樹。すると桜良はふつう秘密を知ったら動揺したりするはずが春樹が平気な顔をしているのはなぜか聞く。その疑問に春樹は「一番辛いはずの当人が悲しい顔みせないのに他の誰かが代わりに泣いたりするのってお門違いだから」と告げる。

結局桜良が恭子と来る予定だったスイーツパラダイスへ

周りが女の子ばかりなのが戸惑いつつ春樹は桜良と会話する。

親友の存在を聞かれた春樹はどうせ僕のことなんか興味ないくせにと答えると桜良は立腹。

桜良は無理矢理初恋の話をさせる。

春樹は初恋の人を打ち明ける。なんにでもさんを付ける人だった。そしてその初恋の人はクラスのカッコいい男子が持って行ったことも。

一方の桜良は少し前まで付き合っていた彼氏がいたが別れたと告白。友達としては良かったけどねと。

共病文庫に名前を書かれたことを驚き春樹は名前は出さないでくれと頼む。

これからも仲良くしてね。と言われた春樹は自分たちが仲良くしているのかと感じる。

 

翌日春樹と桜良がスイーツパラダイスにいたという話題で持ちきり。

特に恭子は自分の親友が訳の分からない男子と自分と行く予定だった場所に行ってることが納得がいかない様子。

問い詰める恭子に桜良は違うというがじゃあ何故か?と聞かれ仲良しだからと答えクラスはざわめく。クラス委員が諌めるも居づらくなった春樹は屋上に逃げてしまい桜良はそれを追いかける。

 

屋上で春樹は「お願いだから。これ以上僕を巻き込まないでください」と懇願。誤解されたよという春樹に桜良は彼氏でも友達とも違うからと話す。春樹は「僕なんかといるより大切な友達と残り少ない時間を過ごした方が価値があると思うけど」というが桜良はそんなことを告げたら残り少ない時間が詰まらなくなってしまうという。そして桜良は「君はきっとただ一人普通の毎日を与えてくれる人だから」という。

桜良は迷う春樹に難しい顔していないで天国で会おうという。

 

体育館でガムをかんでいる生徒に声をかけられる春樹。

クラスで初めて志賀と呼ばれたことに驚きながら桜良と付き合っている事を否定する。

最後にガムいる?と聞かれるが断る春樹。

 

場面は恭子の現在(北川景子)、春樹を見かけた恭子だったが声をかけることは出来なかった。

春樹の家には恭子の結婚式の招待状が・・・

 

場面は再び過去へ

図書の分類が飽きた桜良は春樹にメールで遠出したい旨を告げ、春樹は桜良が死ぬまでに行きたいところと答える。

 

連休遠出している二人。

春樹は行き先を教えてもらっていない。

そして電車内でこの遠出がお泊り旅行であることを告げられる。

 

九州の旅行を楽しむ二人。

神社で桜良はお参りの際、自分のことではなくみんなのことを願ったという。

 

ホテルに着いたところで手違いで部屋が一緒になってしまう。

部屋が豪華なことに喜ぶ桜良に春樹はわざとじゃないかと疑問をかける。

 

風呂から出た桜良は春樹に真実と挑戦ゲームをさせる。

春樹にクラスでかわいい子や自分がクラスで何番目か聞いていく。

死ぬまでにやりたい事で酒を飲んでいた桜良は出来上がり、春樹にベッドまで運ばせる。

最後にじゃんけんで負けた春樹は真実を選び、自分が本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったらどうするか?を聞く。

春樹は風呂にポーチを届けた時に薬が大量に出てきた事を思い出し、何も言うことが出来ず挑戦と呟く。

桜良はずるいと言い、ベッドで寝るように告げる。

 

翌朝、桜良の携帯に恭子から着信が。

春樹と旅行している事を知った恭子は絶叫。

恭子はお土産を買ってくることと無事に帰ってくること、桜良に手を出すなと春樹に伝えさせる。

電話を切った後桜良は恭子のことは春樹に任せると伝える。桜良は恭子は男を見る目がないという。

 

旅行の帰り際、桜良はまた行きたいと言うと春樹も楽しかったと同調する。

桜良は春樹に自分が死んだら自分の膵臓をたべてもよいと伝える。

春樹は遠慮するが桜良は人に食べてもらうと魂がその人の中で生き続けると言い、「私生きたい。大切な人たちの中で」と言いながら川を二人で見つめる。

 

現代の恭子は結婚式の招待状の整理をしていた。

恭子は桜良はふたりの結婚を祝福してくれるかとフィアンセに(上地雄輔)聞く。

現代の春樹は招待状の返事を決めかねていた。

 

連休明け春樹は下駄箱に自分の上履きがない。

ガム君が見つけてくれてガムを出され受けとらないが礼を言う。

図書館で春樹は桜良に借りた本を失くしてしまったことに気づき、委員長に声をかけられ、桜良の事を聞かれる。

委員長が変えると春樹にメールが届き、家に来るように言われる。

 

桜良の家の前で入るか戸惑う春樹だが雨が降ってきてしまい仕方なく桜良しの家に上がる。

家に上がり本を失くした告げようとする春樹。

桜良は死ぬまでにやりたい事として恋人ではない男の子といけない事をすることを告げる。

戸惑う春樹に桜良は押し迫りキス寸前までいくが桜良ははぐらかす。

馬鹿にされたと感じた春樹は激高し桜良を押し倒してしまう。

我に返った春樹は気まずくなりごめんとだけ言い家を出る。

 

土砂降りの中家を出ると委員長が家の前に。

何をしているのか聞く委員長。

実は委員長が桜良の元彼。

春樹はしつこい奴は嫌いらしいと委員長に告げる。委員長は春樹を殴り春樹から盗んだ星の王子様を春樹に投げつける。

桜良が家から出てきて春樹に傘を差しだし、委員長に「もう二度と私の周りの人たちに近づかないで」と言い放つ。

玄関で春樹は先ほどの出来事を詫びる。桜良もわたしこそと言い和解する。

春樹は自分が桜良の傍にいることに疑問を感じもって別の人が良いのでは?と問うが

桜良は「流されていない。私たちは自分で選んでここにいる。自分たちがしてきた選択が私達を引き合わせた。」と言う。

 

翌日、春樹は恭子に「ちょっと。そこの疫病神」と声をかけられ桜良が盲腸で入院した事を聞く。

放課後、病院に向かう春樹。

桜良は突然来た春樹に驚く。春樹は盲腸は嘘だと言う。桜良はただの検査入院だと言う。

春樹は入院中の桜良に国語を教え桜良に先生になるべきと助言を受ける。

春樹は他人と関わらない自分は向いていないという。

恭子が来ると言われ帰ろうとする春樹だが、桜良に友達なる練習をさせられる。

恭子と病室の前で鉢合わせし一波乱。

 

現代の春樹は教え子に今までの話をする。

先生になったきっかけは桜良であるが、春樹は今となっては本当にこれでよかったのか悩んでいる事を打ち明け生徒たちと向き合えていないのではないかと呟く。

それを聞いた生徒は先生をやめたら桜良が悲しむと助言。

 

恭子は春樹に会いに屋上へ。

そこで恭子は桜良と仲良くなった経緯を伝え半端な覚悟で近づくなと威嚇。

そして「桜良を傷つけたら絶対許さない」と言い放つ。

 

その頃学校では春樹は桜良のストーカーになっていた。

桜良はその原因が君がみんなと話さないからだと告げる。

自分がどう思われているか興味ないという春樹に桜良は自分が春樹をどう思っているかの答えは共病文庫に書いておくと伝え、自分が死んだら春樹が共病文庫を読むことを約束する。

 

現代の春樹は久しぶりに共病文庫を手に取る。

 

膵臓のことを調べる過去の春樹に桜良から電話が来る。

桜良は今から病院を抜け出し旅行しようと言う。春樹は断るが、桜良は満開の桜が見たいという。

季節感を疑う春樹に「桜がね。散ったふりして咲き続けているんだって。散ったように見せかけて実はすぐ次の芽をつけて眠っている。皆を驚かせようとしているだけ。そして暖かい季節になったらまた一気に花開くの。サープライズって。」

様子がおかしい桜良が心配になり春樹は病室へ行く。

 

桜良は検査が長引いてしまい退院が長引いたことを告げる。

桜良は春樹に一回勝負で真実か挑戦を申し込む。

聞きたい事はストレートに聞けという春樹にそんな勇気はないと言い真実か挑戦を行う。

結果は春樹が勝ち

君にとって生きるとはどいうことか聞く。

桜良は真面目かよ言いつつ

「誰かと心を通わせる事。誰かを認める。好きになる。嫌いになる。誰かと一緒にいて手をつなぐ。ハグをする。それが生きる。自分一人では生きてるって感じられない。」

桜良は春樹の肩に頭を乗せ「君が側にいてくれて良かった。君がこうしてくれる日常が私にとっての宝物なんだ。」

春樹は死なないよね?と問う。

桜良はそりゃ死ぬよとごまかす。

春樹は「これでも僕は君を心配しているんだ。」と語気を強める。

桜良は春樹に必要とされていると感じて喜び、春樹を抱きしめ「君が私を必要としてくれてるなんて。」と言い、春樹と桜良は退院して満開の桜を見に行く約束をする。

 

現代の春樹は生徒に桜良が真実と挑戦ゲームで何を聞きたかったのか尋ねる。

しかし、春樹は遠い目をしながら「分からない。聞けずに終わったんだ。」と告げる。

 

図書室でこの時期に桜が咲いている場所を探す春樹に退院を告げるメールが来る。

すると斜視が趣味だというガム君が北海道の蝦夷桜がまだ咲いている事を教えてくれる。

春樹は礼を言い、ガムをもらう。

ガム君は少し意外な顔をして、一緒にガムをたべる。

 

退院当日スイパラで旅行の計画をれる春樹。

そこに退院したと告げるメールが。

春樹はそっけないメールを返すが桜良に褒めるメールを送れと言われ、

「君を強い勇敢だ。・・・・白状すると僕は君になりたい。人を認められる人間に・・誰かと心を通わせ生きてるって感じたい。・・・」

と打つが途中でやめ、

「君の膵臓をたべたい」と送った。

 

しかしいつまで待ってもそこに桜良は来なかった。

帰り際、大型ビジョンで桜良が通り魔に刺殺されたニュースが流れているのを見る。

その通り魔はすぐにつかまる。

 

現代の春樹は

「甘えていたんだ。残り少ない人生を彼女が全うできるもんだと勘違いしていたんだ。

今ある一日を大切にしないといけないと彼女に教わったのに。」

 

春樹はそこから一カ月不登校に。

共病文庫を読む心の準備にこの時間を要した。

 

一か月後春樹は桜良の家へ。

そこで桜良の母に共病文庫を読ませてほしいと告げると桜良の母は共病文庫を春樹に渡す。

 

共病文庫に書かれていたのは

春樹との出会い。

春樹のことは元々気になっていた事。

気を引くためにわざと分類を間違えた事。

ケンカしたときのこと。

検査入院がすごく怖い事。

春樹の顔をみたらほっとした事。

恭子と春樹を鉢合わせさせる事。

物が食べられなくなったこと。

最後の真実と挑戦ゲームのこと。

その後沢山泣いたこと。一日でも長く生きようという決意。

束の間の最後の外出許可。旅行は3人でも行きたかったが春樹といけるだけで幸せなこと。

退院当時の時まで

 

桜良の母は「あなたのおかげであの子はしっかり生きることが出来た」と礼を言う。

春樹はお門違いだが泣いていいかと問い、桜良の母は泣きながら頷く。

そして春樹は声を出しながら泣いてしまう。

 

恭子の結婚式当日、春樹は桜良の落書きを偶然見つけ桜良が最後に伝えたかった手紙を見つける。

 

そこには自分宛と恭子宛があり春樹は結婚式会場へと急ぐ。

会場に着くと恭子のフィアンセに声をかけられ「ガムいる?」と言われる。

そこで花嫁姿の恭子と再会し、桜良からの手紙を渡す。

 

その手紙には

病気のことを言えなかったことの謝罪。恭子が大好きだからと言えなかったと。

そして恭子がいっつも睨んでいる私の仲良し君と仲良くしてほしいと書かれていた。

春樹は恭子に手を差し伸べ「僕と友達になってもらえませんか?」というい恭子は「はい」と答える。

 

旧図書館で桜良からの手紙を読む春樹。

その手紙には

前から春樹と呼びたかったこと。そばにいてくれてうれしかったこと。

病院で真実と挑戦ゲームで聞きたかったことはなぜ名前で呼んでくれなかったのか。

しかし、病院に忍び込んでくれた時大切な存在にしたくないんだなと気づいたと。

たった一人で生きている春樹に憧れていたこと。

春樹は強いからその勇気を分けてあげてと。

私の分まで生きてと。

私は春樹になりたい。

そして文末は

君の膵臓をたべたい

で締めくくられていた。

 

とこんな感じ。

長くなりました。

なぜこんな長くなったか。

好きなので細かく書きたいなという感情と後に引けなくなった感情と・・・

 

では私見と感想

 

この映画の一番好きなところは「目の前の一日を全力で生きよう」っていうメッセージが凄く分りやすく描かれていたこと。

今やりたい事。目の前にあるやらないといけない事。を全力でやろうよって思わせてくれましたね。

そんなこと。と思う人もいるかもしれないけど意外と難しい事だと思うんだよね。

 

この時色々悩んでたんだけど取り敢えず目の前にあること、やりたい事をやろうと思えた。

何やろうかな。じゃなくてこれをやりたいってことを探そうと必死になった。

 

まぁ浜辺美波がめちゃめちゃ可愛かったのもありますが。笑

 

何回か見てほぼほぼ泣きました。

泣いたシーンは共病文庫と最後の手紙の音楽がサビに入ったところ。

いやここは涙なしでは語れない。

あとこの音楽の良さ。サントラで思い出すだけでも涙出る。

 

テンポもよく見やすかったし。

序盤の何気ないシーンも共病文庫できっちり回収してくれている。

 

メールの返信と手紙の最後が一緒なのはよく考えればあれだけど単純な性格なのでうわぁーーーってなったよね。

 

原作も大体読んだんだけど、原作者によるとこれは恋愛小説ではないらしい。

病院でハグしてたけど重要なのはそこではなく、

本にしか興味のなかった春樹とのころ少ない人生をやりたい事に注ぐ桜良が心を通わせることがメインなのだと。

 

原作の終わり方とかなり違いがあるけど、時間を考えた結果かな。

 

アニメやるらしいけど、正直浜辺美波が凄くはまっていたので期待値は薄目かな。

どっちの終わり方を採用するのかな。

たぶん原作かな。

見には行くけどね。

 

いやぁしかしネタバレ書くの辞めようかと思うぐらい疲れた。