このままでは日本は危ない -292ページ目
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バンガロールの日本料理屋

日本料理屋
東京からM君が一週間こちらに来ているので日本食屋に案内しました。バンガロールに3軒あるうちのひとつです。Dalhiaという店です。刺身定食、焼肉定食、てんぷら定食等、日本とほとんど同程度の値段で高いという感じはしません。味もまあまあであり、肉じゃが、冷奴、揚げ出し豆腐等の一品物もあり、寿司もあります。日本食に恋しくなったらここがお勧めです。もう一軒の日本料理屋は少し高級感があり少々割高で同様にお勧めですが、日本と同じ感覚でちょっと定食を食べて帰ろうという場合にはDalhiaはいい店です。今日は、日本人の駐在員らしい3組が入れ替わり立ち代り来たほか、中国人のグループ、米国人らしきグループがいたほか、インド人のカップルが握り寿司をつまんでいました。ただ、インド人の彼女はマグロの握りをフォークで食べてましたけどね。残りの一軒はまだ行っていません。さらに高いようです。

滞在中のアパート

サービスアパート
2日前から続いた下痢が治らず、今日も一日中部屋に閉じこもることとなった。前回はなんともなく刺身を食っても大丈夫だなんて息巻いていたが、やはりインドは甘くないようだ。これがインドである。
夕方になって、体調がよくなったので、アパートの外に出てみた。やはり、外はインドであった。仕事をしているオフィスもアパートの中もインドらしさは感じられないが、外はインドの匂いでいっぱいである。この辺は高級住宅街であるが、道路は土だらけ、匂いもインド。日本にいるときと同じ服装で出ると浮いた感じになるのでサンダルで出てみたが、それでも別の空間に入り込んだ感じがする。彼らはこちらをジロジロ見るわけではないが、旅行者とも住民とも違う感覚であり、一人で映画のシーンを見ているような気分になる。
今度、時間を見つけて庶民と同じ感覚を味わうように、その空間に埋没できるように地べたを這うような旅をする必要があると思った。妹尾河童著「河童が覗いたインド」(新潮文庫)は、そのような旅をする上で大変参考になる。旅をする場合は、そこに住む人々と同じ目線で物を見なければならないであろう。ITで有名なバンガロールとはいうものの、そこには別の、本来のインドもあるのである。この写真のアパートだけ見ていると物の見方を間違ってしまう。




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