ハワイ島ジャングルライフ(1)〜命を感じるということ〜
3月が終わってしまう前にハワイ島でのことを綴っておこう・・・・と思いつつ日々過ぎてしまいました。ハワイ島のツアーは確かにデトックスツアーと銘打っていたけれど、思いもよらず本気のデトックスで、、まさかの腸内洗浄。。私は、デトックスって半断食くらいかな〜みたいな感じで内容をしっかり確認することもなく、ジャングル生活をしてみたい一心で参加。え、、腸内洗浄?!とびっくりしてたら内容、知らないできたの?!と驚かれましたwwそりゃそうだ・・wもちろん、体のデトックスもさることながら、精神のデトックスもしっかりできました。ハワイ島のジャングルの空気感の中、ケイコさんやヤナを始め、ヒッピーの精神にどっぷりと浸かることができたからだと思う。私はなんだか昔から、ヒッピーの精神を自分の中に感じていて、、触れ合う機会もなかったし、大して知りもしないのに。。きっとずっと、どんなものか体感したかった。・・・・・・ケイコさんのヴィラはケイコさんのセンスが至るところで感じられてとても素敵で心地の良い空間だった。滞在中、沢山の時間を共に過ごしてくださって、常に女性らしい柔らかさや思いやりを感じて、その空間に安心して馴染むことができた。振舞ってくださった食事も美しくて、美味しくて、とても温かみがあった。ジャングルの中の生活は太陽光発電で、雨水濾過の生活だから、節電節水はマストだし、トイレットペーパーは流せない。多少の不便さはあったかもしれないけれど、自然と反応しあって生きている感じがしてとても有機的な生き方だと思った。「生きる」ために、考えなくてはならない工夫しなくてはならない心地よさを自分で作らなければならない。もちろん都会生活でも、違う次元でそういう要素はあるけれど、ここではAIと人間の不可侵領域はどこだ、、なんて考えには決してならない。生命がきちんと精神を持っているからだ。そして、仕事は「お金を稼ぐ」ことではなく「生きる」ということとダイレクトに繋がっている。・・・・・ヤナに会った時、彼女が庭で採れたハーブでハーブティーを入れるために家の真ん中の竃で火を起こしながら色々な話をしてくれた。「現代では中々自分で火をおこすことをしなくなってしまったけど、火を自分でおこして扱えることと、周りの植物を育てること、この2つをすると第1チャクラが整うわよ」「自分で食べるものを自分で育てるっていうのはやることはたくさん出てくるけれど、体力もつくし、結構いいことよ」ジャングルのヤナのお家は扉も壁もない。屋根はあるが、屋根というより、木にテントのようなものを括って雨よけをしているのだ。海から石を自分で少しずつ持ってきて敷き詰めて、竃を作り、テーブルも椅子もお手製だそう。どこを見ても可愛らしくてヨーロッパのオシャレな蚤の市のような空間にも思える。竃やテーブルや椅子にはガラスやタイルで模様が描かれ中には亀やイルカの絵が描いてあるものもある。「やることはたくさんあるのよ。箱の中にいると守られている気がするけれど、日々のルーティンに埋もれて喜びを忘れてしまうから箱から出て、自分の生き方を見つけることよ」ケイコさんとヤナの話を聞いていて、それぞれがそれぞれに自分のライフスタイルを見つけ、大切にし、時に助け合い、違いを含め尊重している様子がすごく伝わってきた。“Don’t try, do it”何かの話の際に、彼女が何気なく言っていた言葉だけど、なんだか心に残った。力みがなくて、自然の中で暮らす彼女から聞くと、自然体でね、と言われているようだった。••••••••••••••ヤナのお家はモロにそうだけれど、ケイコさんのヴィラも外と内の境界が緩やかだ。窓が大きいし多く、風通しが良い。家の造りで言えば、それが理由になるのだけれど、何というか、つまり、家の中でも、草木や動物の気配を感じるのだ。風で草木が揺れる音虫の声カエルの声時に豚の声常に家の中でも生命の音が鳴り続けている。毎晩、日が暮れた後にカエルの可愛い声が鳴り出す。ポピっという、カエルとは思えない小鳥のさえずりのような声。夜は、風の音や雨の音とカエルの合唱の中で眠りにつく。帰ってきてから、ネイティブアメリカンの中に伝わるアニマルメディスンのカエルの意味を見てみたら、浄化、再生、癒し、変化ということらしい。眠りの中でも浄化の雨を浴びていたのかと思うとなんだか素敵な気分になった。そんなお陰で、常に生命の音の中に浸っていたらいつの間にか自然の中に感覚が溶け込んでいたようで、いくつかの概念がいつの間にか剥がれ落ちていた。それに気付いたのは帰って来てからだけれど。