17歳で中型自動二輪の免許を取得し、高校生ながら必死こいてバイトしてガソリン代を
稼ぎ、夜な夜なバイクに乗っていたあの頃。
ちょうどオートバイ業界も時代の大きな変わり目を向けていた。
レーサーレプリカブームの終焉と、リッターSS・ミドルSSブーム
教習所での大型二輪免許が取得可能になってから、リッタークラスのビックバイクブームが
加速した。それまで、大型二輪免許を取るには試験場でいわゆる一発試験に合格するしかな
かった。教習所で大型二輪が取得可能になってから、「教習所で免許を買う」という言葉も
生まれたくらい当時はビックニュースであった。かくいう私も教習所で免許を買った一人である。
1998年、ヤマハからYZF-R1が登場した。これまで、SS(スーパースポーツ)というカテゴリ
にホンダCBR900RRやカワサキZX-9Rがすでに発売されていたが、YZF-R1の登場で一気に
SSブームが加速した。
これまで、リッターバイクの代表格は個人的にはCBR1100XXブラックバードだと思って
いた。(これについては個人的な意見。人それぞれ思うところがあるはず)
加速・最高速は早いけど、どこか重鈍で、峠、首都高やサーキットといったシーンでは、
「面白味」に欠けるイメージであったし、当然サーキットではタイムの出るマシンでは
なかったように思える。
YZF-R1は、リッタークラスの暴力的な加速と、高い運動性能を誇り、バイク業界にもたら
した影響は、すさまじいものであった。
1999年には、ホンダPC35型CBR600F・ヤマハYZR-R6などが発売され、ミドルSSという
言葉も定着を図ってきた。(これ以前から600ccクラスのスポーツ車両は販売されていた)
私も当時はブームに若干おくれながら、2001年にレーサーレプリカのTZR250RSからYZF-
R6に乗り換え、増大したパワーと、今でいうスリッパークラッチの技術などまだ市販車へ
フィードバックされていなかったため、エンジンブレーキのリアのホッピングに非常に悩ま
された記憶がある。
また、車両重量も増えたため力業で曲げていたのも、加重や重心移動で曲げることの重大性
(当たり前なんだけど)も気づかせてくれた。いやぁ当時は本当に恥ずかしい乗り方をして
いたのである。
その後、YZF-R6は不良の事故(盗難)で手放すことになってしまったのだけど、
今でもミドルSSにこだわって乗っているのは、当時のSSブーム発祥時期にミドルクラスを
チョイスしたからだろう。
心躍った100PSオーバー。そブン回すと気持ちのいいパワーバンド、そして
手強かったミドルSSクラスのすべての特性。これらの印象が今での根強く、また乗りこなし
てやろうと思い続けているのだなと、過去を振り返り改めて思う。
そして、つい先日に現行のYZF-R6に乗れる機会に巡り合えた。
2017年には登場し、気になり続けていたマシン。乗ってみて驚きまくりである。
詳細は次回にて。