長野県上田市の鹿教湯温泉「三水館」さんをご紹介します。
三水館さんへの宿泊は今回で13回目。
ニャン蔵ファンの方に悲しいお知らせをしなくてはいけません。
2014年4月10日ニャン蔵は天国へ旅立ちました。
2001年に宿を今の場所に移転オープンしたばかりの頃に野良猫だった
ニャン蔵が住み着いて多くの客に愛される看板猫になりました。
推定年齢は15歳くらいだと思います。
亡くなるまでの数日間はミーちゃんがずっとニャン蔵の傍に寄り添って
いたそうです。
ニャン蔵が外に出るとミーちゃんもついていきニャン蔵の見える範囲で
見守るようにしてたそうです。
ニャン蔵の最期を看取ったものミーちゃんです。
ニャン蔵は人が近くにいたり触ったりしても我関せずといった感じで
どーんと構えている貫禄ある猫ですが、他の猫は嫌いという変わった
ヤツです。
以前クロが三水館さんに住み着いたときもニャン蔵が一方的にライバル
視してました。
ミーちゃんにも同様でミーちゃんがニャン蔵に遊んで~と近寄ると唸り声
をあげて威嚇してました。
ニャン蔵とミーちゃんが仲良く寄り添う姿を見ることはできないのだろうかと
思ってましたが最期は猫同士通じるものがあったのでしょう。
猫嫌いだったはずのニャン蔵も心配するミーちゃんの気持ちを理解し傍に
いることを許したのではないかと思います。
私が三水館さんを知ったのはニャン蔵が表紙の本を読んだのがきっかけです。
昔は露天風呂付客室至上主義でお風呂が大浴場のみの三水館さんは私には
興味の無い宿でした。
私も旦那も猫が大好きなのでニャン蔵目当てで宿のことはよく分からないまま
宿泊しました。
貫禄あるニャン蔵にメロメロになり、料理も美味しく、木のぬくもりあふれる館内の
雰囲気も素敵ですっかり三水館さんを気に入りました。
今では年に数回訪れる一番お気に入りの定宿です。
それも全てニャン蔵のおかげです。
ニャン蔵がいなかったらきっと三水館さんに宿泊していなかったと思います。
私たち夫婦の琴線に触れる三水館さんとの出会いのきっかけをくれたニャン蔵
には感謝してもしきれません。
夜中に床暖の効いたロビーでニャン蔵と一緒に寝っ転がったこと、
部屋に戻る私の後をついてきて中に入れろとドアの前でせめぎ合ったり(笑)、
数日間家出して傷だらけで帰ってきて皆を心配させたり、
お風呂に入っていたらニャン蔵に覗かれたり(笑)
他にも数えきれないくらいニャン蔵との思い出があって私の大切な宝物です。
ニャン蔵、今までたくさんの思い出をありがとう。
これからも三水館さんに通い続けるからどうか天国から見守ってて下さい。
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