里山十帖 ①施設その1 | くまの温泉旅日記

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宿の情報は宿泊当時のものです。
最新の情報は宿のHP等でご確認下さい。
あくまで個人的な感想ですので参考程度にご覧下さい。
記事、写真の無断転載・転用は禁止です。

新潟県南魚沼市にある大沢山温泉「里山十帖」さんをご紹介します。

今月17日にグランドオープンした宿です。
私が宿泊したのはグランドオープン前のプレオープン期間です。
サービス内容等グランドオープン後は変更になっていることもあるかと
思いますのでご注意下さい。
雑誌「自遊人」を発行する出版社が経営する宿です。
以前は「高七城」の名で営業されていました。
経営者が高齢で高七城を閉鎖することになり、自遊人に宿を譲り受け
ないかと打診があって引き継ぐことになったそうです。
宿を引き継いだ2012年5月以降数か月間そのまま営業したのち大規模な
リノベーションを実施して2013年11月「里山十帖」としてプレオープン。
気になっていたものの口コミの無い新規の宿にチャレンジする勇気のない
私は様子見。
ブロ友さんがこちらに宿泊されて温泉が素晴らしいと絶賛してました。
ブロ友さんが絶賛する温泉をプレオープン期間のお得なうちに(笑)堪能
しようということで宿泊しました。

玄関周辺

玄関があるこちらのレセプション棟は築150年の古民家だそうです。
戸が木製で重厚感あります。
里山十帖さんはいくつかの棟に分かれていてレセプション棟の奥に
宿泊棟、温泉棟があります。(写真左下)
春の訪問で宿までの道のりに雪はありませんでしたが、宿の周囲は
分厚い雪の層に覆われていました。(写真右下)


ロビー


レセプション棟は総欅、総漆塗りで贅沢な空間です。
吹き抜けになっているので実際のスペース以上に広く感じられます。
中央には巨大な木のオブジェが鎮座してます。
上の方に赤い物体がちらりと見えますが、ラウンジになっています。


ロビーいろいろ

絶妙なバランス感覚の木のオブジェは大黒様が支えています。
フロントデスクは高七城時代からのものなのかな?と思ったのですが、
オランダ製のアンティークテーブルなんだそうです。
長年使い込んだ味のある素敵なデスクです。
フロントの反対側には薪ストーブがあって暖か。
ロビーの隅で存在感を主張するピンクのチェアはヤコブセンのエッグ
チェア。
サイドテーブルはクラシコンのアジャスタブルテーブル。
館内、客室を含めデザイナーズ家具を多数置いています。
里山十帖さんはほとんどの家具の正規代理店になっているそうで、
気に入ったものがあれば注文することもできるようです。


梁とか階段とか

吹き抜けになっていて天井が高く梁がたくさん組まれています。
釘は使っていないそうです。
日本建築って本当にすごいですね。
ロビーの奥に階段があり上にラウンジがあります。


ラウンジ「小屋組」

小ぢんまりとしてますが屋根裏のような隠れ家的雰囲気でなかなか素敵です。


ラウンジのチェアとか

懐かしのちゃぶ台にヤコブセンのエッグチェアがこちらにも。
(写真左上と右上)
エッグチェアの前にはフリッツハンセンのA222コーヒーテーブル。
座面が湾曲したチェアはウェグナーのスリーレッグシェルチェア。
(写真左下)
カイ・クリスチャンセンのペーパーナイフソファはヴィンテージもの。
(写真右下)
私はオーソドックスなデザインの椅子が好みなのでこの中では
ペーパーナイフソファが座り心地良く一番好みです。
インテリアは詳しくありませんが宿の家具を見るのが好きなので
椅子のデザインの違いを見比べたり実際に座り心地を確認したりと
楽しかったです。
フロントで先客がチェックイン中だったので私たちはこのラウンジで
チェックイン手続きをしました。


ウェルカムスイーツとか

ウェルカムスイーツは麹で作ったチーズケーキ。
ドリンクは柚子蜜ジュース。
ドリンクは他にも生ビール、黒豆香茶も選択可。
手作りスイーツとドリンクでのおもてなしはポイント高し。
ラウンジのテーブルには自遊人のバックナンバーが多数あります。
雑誌が置かれているテーブルはヴィンテージもののロイヤルコペン
ハーゲンのタイルトップテーブル。
ロイヤルコペンハーゲンって食器のイメージが強いですがテーブルも
作っているんですね。
タイルが凝った模様で素敵です。
写真右下は柳宗理デザインのバタフライ・スツール。

ドリンクコーナー

滞在中ラウンジでドリンク類を無料でいただくことができます。
後程ご紹介予定ですが夜はアルコールも登場します。


ドリンクなど

ドリンクはコーヒー、紅茶、ハーブティー、冷水など。
冷水は大沢山の湧水。
オーガニックにこだわった宿なので紅茶もオーガニックのものでした。
ビスケット、クラッカー、レーズン、ナッツ類、ドライイチジクもあります。
ドリンクだけでなくお茶やお酒のお供まで用意されてて至れり尽くせり。

天井

釘を全く使わずにこんなに天井が高い建物作っちゃうなんて昔の
職人さんの技術力の高さに感服です。


続く