近年、LGBTの人達の権利を保護するために、国際的に法制化されるに至っています。

私は、LGB(L:レスビアン(女性同性愛者)、G:ゲイ(男性同性愛者)、B:バイセクシュアル(男女両方の両性愛者)と、T(トランスジェンダー(性別を変更した人))とは、区別して考えた方が良いと思っています。

 

このLGBTという概念は、個人の自由や個人の人権を重視する欧米諸国で生じたものであり、性の自由化と大きく関係があるように見えます。

結婚するまで、性交渉してはいけないとするイスラム教国家では、LGBTについては、全く話に出ないのではないでしょうか。

 

トランスジェンダーの話に戻します。これまでの日本では、男性が女性に、あるいは女性が男性に性別を変える時には、生殖器機能をなくす手術を受けることを義務づける「生殖不能要件」がありましたが、2023年10月25日に最高裁の判決で、「生殖不能要件」は違憲であると判断されました。

 

この判決が出たことにより、トイレの使用や、特に銭湯などの公衆浴場では、問題が生じるのではないかと、多くの人々から懸念されています。

 

私は、一部の少数派の人々の人権を保護することも必要だと思いますが、多くの人に心配事が生ずる今回の事案では、逆に大多数の人々の安心という権利を害することにもなり、法制化には賛成できません。

 

私は、トランスジェンダーの人達は、肉体は男だが心は女性である、あるいは肉体は女性であるが心は男性である人が、心を重視し、手術やホルモン剤により別の性に変わった人達です。

 

私は、これらの精神的に病んだ人達に対しては、肉体の性を変えずに、精神の方を肉体に合わせて、変えてもらいたいと思います。

ある女性が、肉体や顔が男性っぽく心も男性であるならば、性器を変更するのではなく、肉体や顔を整形手術や女性ホルモン摂取などして女性ぽっくし、心も女性として生きてゆくのが本筋です。

 

世間を混乱に落とすような法制化は反対です。トランスジェンダーの人達が、本来の性で生きてゆくよう、世間が協力するのが先ではないかと感じています。

 

また宗教的には、人は輪廻転生と言う考えがあります。自分は、過去世で5回連続して男だったが、今回は女性として生まれ、女性の人生を経験するために生まれて来たのかもしれません。自分の生まれて来た性別を変更することは、神様が創った摂理に反することであり、またあの世で誓ってきた自分の人生から逃避することにもなります。

 

私は、生まれて来た性を大切にして生きるよう、社会が働きかけることが大切だと考えます。

なお、芸能界や夜の繁華街などで、性を変えて働く人達がいますが、これらの人は商売を目的としており、法制化が必要な人達ではないと思います。