こんにちは。げんきファームです。
年末って忙しいじゃん!
そしてあったかいかと思ったら急に激寒になってまいりました
毎回言うけど急すぎでしょ…こまったもんです。
こういうのを“けあらし”とかいうのでしょうか…真っ白。
さて、忙しい毎日を振り返る。
援農にも行きました。 この2週間はかなりきつかったですね。肩がガッチガチ
週末は当番もありました。
朝ハウスに来てみると…
なんかオレンジ色の服着た人が朝からゴソゴソしてる。
色味からきっと、東南アジアのお坊さんか何かだと思ってスルーする。
どうやらハウスの配線を忙しい中朝早くからつなぎに来ていただいたとてつもない方のようである。
熱いお茶をすかさず出すわたくしはいつも粗相がない リスペクト
わたくしが当番の日はちょうど収穫するようなトマトがない谷間な時期。
見てのように右手前、左側、正面奥と成長がずれているのがおわかりでしょう。こうやってずらして栽培しております。
さて、前置き終わり。
今は杉の穂木を山に取りに行って戻ってきて調整、挿し穂をしております。 その辺を振り返る。
朝窓ガラス凍ってますが…
この寒い中、米水津の山奥に穂取りに行っております。
米水津(よのうず)と読みます。県内の方以外はまず読めない難読地名。
その中の色利浦ってとこから入り、杉が並ぶガードレールのない小道をひたすら上がっていきます。
テレビのポ〇ンと一軒家のイメージです。
到着した場所は少し広いです。
はい。電波は届きません。 ここなら納得。届くわけないじゃん。でもちょっと届いたりする。
ここから最後の数十mはトラックあがりませんでした…
その先に杉畑があります。植えて6年くらいとかなんとか…
かなりの本数あるので取りやすいところを取ればよいです。
結構足元からごっそり生えてたりします。取りにくいので無視してください。
ここからはその手順を。
やり方としては「切る人」「集める人」に分かれます。
「切る人」はハサミ、30㎝の棒、コンテナを持って穂木を取っていきます。
「集める人」はコンテナを持ってまわり、穂木を回収し、下葉を取って60本ごとにコンテナに収めていきます。
では、採集の仕方を…
もう行ったことある方はマスターしてるでしょうし、資料も配られてるかと思います。
木の幹から枝が出ているのでそれが穂木になりうるものです。
細すぎるものやその枝からさらに分かれているようなものは取らないように。
まず、芯を見つけます。下の写真は赤丸が芯です。
芯に棒をあてて30㎝をはかります。
それよりも5㎝ほど長くても良いです。そこから切ります。
高いところは測りにくいですが短すぎなければ大丈夫です。赤丸が芯です。
切った様子。これで下の方の葉を引きちぎってコンテナにどんどん入れてください。
芯がわかれば難しくないかと思いますが…ここ山の根なのでお昼までが差しません寒いです…
21日は小雪がちらついてきやがったぜい!
ここで「あんちゃん!」とか「ウイスキーが~」が脳裏によぎった方はおじさん検定合格です。
ここで寒い中午前中頑張ります。終わらなければお昼も。仕事は過酷なものです。 防寒しっかりして暖かくしましょう!
帰りにアトラスさんがパンクしました!
恐ろしい山です…わだちがあんまりなくて石がごろごろしてるもんね。
ここからは調整編。
いまのところ試行錯誤なので変更はおおいにあるかと思います。
持って帰った穂木は水に浸けて遮光をかけときます。
それでは調整。
まず芯を見つけます。後ろの枝と被って見にくいですが赤丸が芯です。
人類の英知が結集した25㎝棒つきコンテナに芯をあわせて測ります。ちなみに棒が今ではさらに進化し、もう手が付けられません
25㎝のところで斜めにカットします。
穂木の真ん中あたりを優しく持ってカットすると自然に要らない部分がコンテナに吸い込まれるという今世紀最大の発見
前回はさらに切り返してましたが今回からこの一回でよいです。
切ったら掴みます。
手の中にある枝は全部引きちぎりましょう。 前回も説明しましたがハサミで切るのではなく下に向かって引きちぎります。
嫌なことを思い出しながらやるとストレス解消も含め一石二鳥となります。
その傷口から発根しやすくなります。
こんな感じ。 夏場に比べ幾分肌が白くなったと感じる。写真では…ね
さらにトゲトゲの部分を2か所めくります。
発根しやすくするためです。
初日の穂木は芯より枝が高いものが多かったように思います。
芯より3㎝以上高いものは切って調整しましょうとなりました。
芯に近い葉は触らなくてもよいです。
切りました…びっくりするくらいかわってねえ! この辺はまた口頭で…
握った部分の葉を落とすとこんなに貧弱になるものが…結構多い
芯の部分が長い穂木が多いです。やりにくいですね…
こういったものは残念ながら破棄しましょう。
穂木なのか枝なのか…という悩みも開始からずっとありまして。
こういった平たい(左右二方向)からしか出てないものは枝。
穂木は立体的に生えてますよ。 でとりあえず判断していきましょう。
調整したものはその日のうちに挿していきます。
年末なので今年の汚れは今年のうちにみたいなCMが思い出されますが何か
一握りしてここまで挿す。という位置を決めるようです。
その部分を持って。
アプトンに挿していきます。 当初穴を開けてましたが必要なかったようです。
挿したらグラつくので土を少し入れてしっかりさせます。
軽くキュッキュッと。
真っすぐ立つようにして完成です。
最後にたっぷりかん水したりその日のうちに殺菌剤をまいているようです。
2万本やるよていです。
蒲江の援農で一休みしてたらハワイから来られた環境活動家さんにお会いしました。
歩いて日本を3周するそうです。
どうやらもう佐伯は出たようですが興味のある方は…
シールもらっちゃった
さあ。年末です!
12/25補足
高い枝はこう切りましょう!