奈良県、吉野に来ています
午前中は、世界遺産、金峯山寺、吉水神社を見学し、
美味しいくず餅も頂いた後、
いよいよ、世界遺産、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)、金峯神社(きんぷじんじゃ)、そして、
西行庵(さいぎょうあん)に向かって出発です
道路に雪は積もっていませんが、
屋根や木々にはかなり積もってます。
美味しい空気を吸いながら
これからくる試練も知らず、
鼻歌を歌って
登って行きます。
登ること、1時間弱くらいでしょうか。
着きました、花矢倉展望台
わぁ
そこには、絶景が広がっていました…
空と山がどこまでも広がっていきます。
筋斗雲のような重みのある雲が漂い、
所々に雪化粧 。
頑張って登ってきてよかった、と思える瞬間です。
疲れが吹き飛びます
いつまでも眺めていたかったのですが、
これからまだまだ行くところが、あるので、
少しだけ休憩して出発しました。
そして…、登ること10分程、
世界遺産、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)に着きました
石段の上に立つ、厳かな鳥居。
この神社の創立年代は不詳ですが、
1000年前の延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に記されていたそうです。
延喜式神名帳ってなに…?ってなりますよね。
調べてみると、
「延長5年(927年)にまとめられた『延喜式』の巻九・十のことで、当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧である。」とのこと。
『延喜式』(えんぎしき)ってなんやろ…
調べてみると、
「平安時代中期に編纂された格式(律令の施行細則)で、三代格式の一つである。」
へー。
三代格式は?とか、いろいろ疑問もわいてきますが、
ようするに…
私の独断解釈で一言でまとめると、
1000年以上も昔から、公式にあった神社なのですね!
すごい
さてさて、中に入りましょう
なんと、閉まっていました…。
雪だからでしょうか?
残念
あの乾きにくい(笑)御朱印帳(吉野冬旅①参照)に、
御朱印を頂きたかった…
ひとまず、外から手を合わせて、
次は、金峯神社へ向かいました
だんだん雪が深くなっていきます。
それに比例して、私たちのテンションもあがっていきます(笑)
空気は美味しいし、
最高!
おやっ、鳥居が見えてきました!
修行門!
もうひと頑張り、修行をするつもりで登ろー
そして、着きました、世界遺産、金峯神社
雪の中に静かに佇む、古社。
創建の経緯などは不明だそうですが、
藤原道長も訪れて祈願したことが『栄華物語』
に記されているそうです。
そして、いよいよ、最終地点の西行庵へ出発です。
かなり積もっていたので、アイゼンを装着しました。
ガイドブックによると、15分程度で着くはずです。
登りきったところには…
またもや絶景が広がっていました…
感激です
西行庵は右に行くのね…
まだ、続くのか、金峯神社から西行庵まで15分くらいって書いてあったけど…
時間も15時になり、
少し雲も増えて、暗くなってきました。
大丈夫やろか…と少々不安になりながら、進みました。
恐いよ〜
私と友達以外、人は誰もおらず、
この足跡さえ、今日いつ人が通ったんやろう…
と不安になりながら、
ついに、
私「引き返そーよー 」
と弱音を吐いてしまいました。
引き返す勇気も必要や!と思ったのです。
しかし、
友達「なんやそれ!ここまできて、信じられへん!そこで待っとき! 」
うっうっ、半ベソをかきながら、私は…
ついて行きました…。
それから、少しいくと、一人旅の男性がいました!
この男性、神奈川県に住みながら、吉野に惚れ込んで、年に4回くらい吉野に来てる方らしく、
もう少し行ったら、西行庵がありますよ、と教えてくれました。
私は、心の底からホッとするとともに、元気がで
てきました!
着きました…西行庵。
雪の中にひっそりと佇む…
西行法師が住んでいた場所。
どこまでも静かでした。
都会の喧騒から離れ、心落ち着かせてくれる、
神聖な別世界のように感じました。
束の間、静謐を感じながら、
また、来ます…と約束して、
帰路を辿りました。
帰り道はひたすら下り坂
下りながら、よくここまで登ったなぁと、自分たちに感心しながら(笑)
スタート地点、金峯山寺に戻りました
ちょうど、太陽の沈むころです。
美しい日の入りを眺めながら、
壮大な冬の吉野旅に思いを馳せていました…
そして…
お腹すいた …
吉野のお店はほとんど17時には閉まるので、
お店はどこも開いていませんでした。
近鉄吉野線特急に乗り、天王寺まで戻りました。
金久右衛門 で、