私は現在、思考の学校で認定講師養成講座を学んでいます。
「思考は100％現実化する」考えのもと、今年の4月から9月までの半年間受講しています。
そんな学びの最中、とある会社内での出来事をサポート講師に話したとき、大切なアドバイスをいただきました
それがきっかけで、私の中で長年の心残りを解消する機会が訪れたのです。
会社で起きた出来事と、講師の助言
今年の春、私の会社である事件が起きました。そのことをサポート講師に相談したところ、「あなたは、過去に両親からお金を盗んだことはないですか？」と聞かれ、私は一生懸命思い出すのですが、思い当たりませんでした。
しかし、すぐに思い浮かぶのが、福岡時代のことが思い浮かんだのです
実は私が整骨院を開業する前、福岡県の田中整骨院で、田中院長のもと約9年間修業していました。その修業時代、今でも忘れられない出来事があります
ある日、スタッフとの食事会の後、院長に「みんなの分を払ってきてほしい」とお財布を預けられました。会計を済ませた後、私は魔が差してしまい、院長の財布から千円札を抜き取ってしまったのです
酔っていたせいなのか・・・ いたずら心が出てしまったのか・・・その時は、正直あまり気にならなかったのですが、開業して時が経てば経つほど、そのことは心の奥に引っかかったまま、30年もの月日が流れました。
潜在意識ちゃん
には、主語が分からないので「お金を取る」＝「取る」⇒私の中で、お金以外の「取る」「奪う」等の出来事や思ったことが、ある一定量のコップから溢（あふ）れると⇒取る、取られるの現実化が目の前に現実化として出てくるのです。まさに30年越しの想いが積もり積もって取られる側の現実を目の当たりにしました。
この出来事に対して、サポート講師から「師匠に直接謝ってきたらどうですか？」というアドバイスをいただきました。
その言葉を聞いた瞬間、私は迷うことなく「そうだ」と思い立ち、院長の連絡先を探し出し、電話をしました。そして、9月2日に直接お会いできる約束を取り付けたのです。
院長は現在、趣味のサーフィンを楽しんでおられ、月の3分の1を宮崎で過ごされているとのことでした。ちょうどその時期に宮崎に滞在しているというので、私は思い切って宮崎に飛びました。久々にお会いできた院長に近況報告をし、さらにご厚意で海へ誘っていただきました。生まれて初めて「SUP（サップ）」に挑戦し、楽しい時間を過ごすこともできました。
30年越しの謝罪
その夜、院長と二人きりになったとき、私は意を決して切り出しました
「実は、修業時代に院長のお財布から千円を抜き取ってしまったことが、ずっと心残りでした。今日はそのことを謝りたく、そしてお返ししたくて宮崎まで来ました」
そう伝えながら、私は封筒に入れた壱万円（千円でなく壱万円(笑)）をテーブルの上に差し出しました。その瞬間、なぜだか私の心はスーッと軽くなり
長年の重荷が解けていくような感覚がありました。
院長は私の話を受け止めてくださり、最後には「お前は善人やな～」と言葉をかけてくださいました。その一言が、心の奥に響きました
この出来事を通して、私の会社で起きた事件も、私の中では一区切りとなり、これからは良い方向へ進んでいけると思いました。
田中院長、そして思考の学校でサポートしてくださったMさん、宮増校長に、心から感謝しています
最後になりますが、きっかけはともかく、数十年ぶりに院長と過ごした二日間は、私にとって大切な宝物となり、こんなことがない限り、院長と会うこともなかったと思います。会いに行って本当に良かった。行動して本当に良かったです。