☆中学生のプレゼンから思うこと | 心のアンテナ日記

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元気印の研修講師 大嶋博子のブログ

先日子供の学校の授業参観がありました。

今回はこれに行きたくて、頑張って帰ってきたようなものなので
ワクワクと行ってきました。


先日シンガポールへの修学旅行があったばかりなので、
今回はその時のグループ学習と行動の発表会でした。


各班、4~5人が協力して、割り振られたテーマについて学習を掘り下げ、
それをパワーポイントのスライドにして、プレゼンするというもの。


日本で小学校に行っていた時から、こうしたスタイルの発表会があって、
今どきの子ってすごいな~と思いますね。

今回もいろいろなスタイルがあったのですが、

見ていて印象に残った班というのは、ある共通項があるように思いました。

それは、
スライドがシンプルであった、ということ。


中学生くらいになると、パソコンが得意な子もいるようで、
パワーポイントのアニメーションが結構凝っているんですね。

その意欲は良いと思うのですが、
スライドをつくることにエネルギーを使ってしまったのか、
発表の時の声が小さかったり、伝えようとする姿勢がちょっと弱いかな、と
感じたのです。


先生が言うには、
最初の練習の時には、下を向いて、メモから目をあげずにぼそぼそしている人が
多かったそうなので、そこからすると、各班かなりの成長が感じられました。

だからこそ、もったいなかったなぁ、、、と思ったんです。


コミュニケーションのツールはどんどん進化をしていて、
その数も種類もレベルも、今後さらに上がっていくのは間違いないでしょう。

でも、伝えるのは、結局は”人”なんです。

そして、それを受け取るのも、”人”なんですよね。


私たち講師の業界でもよく言うのですが、

伝わる話しの仕方、の大切な要素は

”伝えたいという熱意”なのです。


自分たちが言いたいことはこれで、何とかしてそれをわかってもらいたい、
これを伝えたい、と思うからこそ、

視線も、声も、言い方も変わってきます。


大人でもプレゼンの場面では、”上手にやろう”とか
”失敗したくない”と小さくまとまりがちなものです。


これから、来年は入試などで面接を受ける子もたくさんいることでしょう。

ぜひ、伝える意欲、大事にしてほしいものです^^