高総体が終わってから、僕は整骨院に向かいました。
そこで練習に混ざっていいと許可をもらい(もらう前から練習に参加してましたがw)
安堵した僕は次の練習を心待ちにしました。
いや、少し心配事はあったのですが、考えないようにしてました。
そして迎えた練習ですがしばらく練習してると右股関節が痛み始めました。
それでも顧問に今度は右股関節が痛いなど断じて言いたくなかったので
練習に参加し続けていました。
その次のメニューはスリーメンというメニューで、
同級生がこのメニューが終わった後、ぶっ倒れるくらいきついメニューでした。
かなりきついのはわかっていたので僕は一時的にトイレに逃げ込みました。
トイレの中でどうするか考えましたがいい知恵など浮かぶはずもなく、
このままトイレの中に残れば正真正銘のさぼりになってしまいます。
結局、観念して体育館に戻りました。
すると同級生がいて僕にこのメニューを3回やらなければいけないことを伝えました。
そして主将と副主将と一緒にやることになりました。
もうあの時のことは冗談抜きに一生忘れないと思います。
僕はその時出せる全速力で走りましたが、パスを受け取らなければいけない位置に
先輩と同じ速度で着くはずもなく、コートの端からは先輩たちが
もっと早く走らなきゃ間に合わないよ、と叫んでいるのが聞こえました。
頭の中でこれが全速力なんだよ、と返答しつつも
僕は頭が熱くなって何も考えられなくなりました。
あと覚えていることは焦りすぎてパスが先輩の足元に飛んで行ったことと
シュートが1本も入らなかったことぐらいでしょうか。
スリーメンを3往復終えると(3往復で1回です)
僕の右股関節は痛すぎて歩くこともままならなくなりました。
仕方なく顧問に股関節が痛いことを言いにコートの端に行こうとすると、
主将だか副主将だかわかりませんが誰かが舌打ちしたのが聞こえました。
その後、頭が真っ白になって気づいたら家のトイレで吐いてました。
それから僕はバスケをやめることを真剣に考えるようになりました。
忘れないとか覚えてないとか矛盾している表現を使用していますが、他に表現する言葉が思いつかなかったので許してください<(_ _)>