こんにちは
タイトルにもあるように去年からウスバキトンボの調査をしています
今年もマーキングに成功したのでどんなことをやっているのかも込めてご報告します
まず、
"ウスバキトンボ全国マーキング調査"
というのはなにかと申しますと
その名の通りウスバキトンボを捕獲して、マーキングをし、調査をするものです
ウスバキトンボはお盆の頃に飛んでくると言われますが、冬には見かけなくなります。それは冬の寒さに耐えられずに全滅してしまうからです。おおよそ8度を下回るとヤゴですら死んでしまいます。では、どこから来るのかと言うと、フィリピンなど熱帯からです。毎年春に海を越えて彼らはやってきて日本で大量に繁殖します。しかし、冬には寒さにより全滅してしまいます。冬に死んでしまうのになぜ日本に来るのかを解明しよう。というのがこの調査の目的なのです。
こちらが主として動いているところになります
調査をするためにはふたつの方法があります
1つ目はどなたでもできる方法です。
マーキングされているウスバキトンボを見つけたら、マーキングされた文字が分かるように写真を撮って報告するという方法です。
その時は捕獲するのが一番ですが、マーキングされた文字が写真から読み取れたら大丈夫です。
その写真を上記の問い合わせのメールより報告していただけると調査の助けとなります。
2つ目が、実際にマーキングをして逃がす方法です。
こちらは登録をしないといけません。捕獲する度に必要な情報を記録して写真を撮る必要があります。
ウスバキトンボのシーズンが終わればそれらデータを全て本部に送信しなければなりません。
私はこの2つ目の方法をやっています。
ウスバキトンボは盆に大量に飛びますが、意外とすばしっこく捕獲するのが大変です。しかし、童心に帰れるのでとても楽しいです。
去年の調査では約7000匹にマーキングをすることが出来、10匹の再捕獲が出来ました。
そんなに捕まえてたったそれだけ?と思うでしょうが、ウスバキトンボは兆単位でいますのでそもそも再捕獲できること自体がすごいのです。
まだ、調査をする人数が圧倒的に足りていません。少しでも調査に興味がある方は上記より登録していただくと幸いです。近ければ私と一緒にしましょう
この調査のために夏はしばらくクワガタへの飼育が疎かになってしまうので夏の間は数を減らしていきます。
今後良い報告ができるように精進していきます。
