サ高住に入居している義母には、
しばらく施設から訪問の許可が出なかった。
外部からの来客を拒否することで、
護られているという安心感はあるけれど、
本人も家族も、早く解禁にならないかな？と思っていた。
連れ出すことは許可されていたので
義姉がたまにお昼ご飯を食べに連れ出していたようだ。
制限が解除されても
ひとりに限り、１５分以内、部屋ではない談話スペースでの
面会の許可なので、物足りない。
ということで、先日夫と出かけたときに、
義母を迎えに行って、車に乗せて、義母宅へ行き
そこで、夕飯を食べることにした。
肉と刺身用意するからと義母に伝える夫。
（義母はステーキと寿司が大好き）
大喜び。
ほかには食べたい物ある？
いやいや、ステーキとお寿司があれば、十分
贅沢はいいません
カニは？
あー、いいですねー
（義母はカニも大好き）
当日、カニは売っていなかったので、
代わりに買ったのがカキフライ
（義母は牡蠣も大好き）
すべてを嬉しそうに食べていた。
短期の記憶が怪しくなっていて、
食事の間に何回か同じ話をしていたけれど
たとえば、
このカキフライは大きいねー
コロッケかと思ったよ
ノンアルコールビールを飲んでいる夫に
運転するのに、大丈夫なの？
これノンアルコールビールだから
あー、そうなの
この会話もリフレイン
でも、こんな調子で、意味のわからないことを話すではなく、
元気な様子を見せてくれた。