交通事故などによる大きな衝撃が原因で起きる、低髄液圧症候群(脳脊髄液減
少症)を掃骨鍼法(そうこつしんぽう)で治療してみる価値はあると思う。


個人的には、髄液漏を起こしている部分に鍼を通すことで、この症状をかなり
の確率で治せると思っている。


ブラッドパッチを何度くり返しても再発する人の場合など、試してみる価値の
ある治療法だ。


私自身は、2人治療したことがある。ひとりは交通事故のあと数年たっていて
ましたので、10回以上治療した。状態はずいぶんよくなったが、精神的に抑鬱

状態に陥っていた。


その後は、治療に来ていないので、 予後の把握は出来ていないが、最後

に治療した時と最初に治療に来た時とで は、ずいぶん状態に違いが生じて

いた。むろん、よくなっていました。 この人の場合は、造影検査はしていなかっ

たが、医師からは検査を勧められていたから、髄液漏の可能性は高かった。


もうひとりは、過労から、髄液漏が起きた人だった。髄液漏と分かるまでは
病院のたらい回しでした。その途中で私が治療をしたのだが、治療を3回
やったあとの検査で、髄液の漏れが止まっていることが確認された。


医師は、「自然治癒したのでしょう」と言ったそうだが、たしかに、鍼治療
は自然治癒の促進なので、医学的な判断としては、それでよいと思う。


この症状に対する鍼治療は、まだ確立されていないが、掃骨鍼法は、大きな
可能性を秘めており、その治療可能性を追求するのは、この鍼法は知る人の
大きな責務であると思われる。

(このコメントは、mixiへの書き込みを編集したものです。)

三陰交というツボがある。足のうちくるぶしの少し上の所にある。


このツボは、婦人三里とも言われていて、名穴のひとつである。


ここに、患者を仰向けに寝かせておいて、ほんの1ミリくらいの鍼を打つ。


これだけで交感神経の緊張が緩和されるのだ。実に不思議な効果である。


この鍼をしたあと、「目をつぶって、10分くらい、ぼうっとしていてください」と言っておくと、


ほとんどの人は眠ってしまう。緊張感が身体から抜けて、実によい気持ちになるのだ。


この効果は、私自身も体験しているのでよく知っている。


生理痛や生理不順にも効くが、妊娠初期にここに深い鍼をすると流産する怖れがあると言われている。


それで、生理が遅れていると言われた場合には、妊娠の可能性がないかどうかを必ず確認する必要がある。


治療が早く終わったときには、この処置をして、眠ってもらう。


実によいサービスになる。




 最近、トリガーポイントブロック注射が注目されている。針治療の世界でも、トリガーポイント針治療が注目されている。これは、いずれ、治療法の標準となるだろう。


 若い治療家には、経絡治療は難しすぎるし、習得に時間がかかりすぎる。またこの治療法は、効果の現れ方が、まばらである。良く効くこともあれば、効かないこともある。それは技術の問題かもしれないが、誰もがうまくなれる治療法ではない。


 その点、トリガーポイント針治療は、習得が容易で、誰でも一定の効果を現せるというメリットがある。ただし、正確な触診技術がないと、よい効果は出ないだろう。


 低コストで、効果的なこの治療法は、今後、爆発的に普及する可能性を秘めている。ことに、腰痛などの痛みに関しては、絶大な効果を現す。そして、外科手術のようなリスクを伴わず、身体のあらゆる部位に適用できるというメリットがある。



 日本人は死んだと思う。


 明治維新で死に、日清戦争で死に、日露戦争で死に、満州事変で死に、太平洋戦争で死に、B29の絨毯爆撃で死に、2発の原爆で死んだ・・・・


軍需工場の社長だった人が、


 働きよった者は、みな、警官やら公務員やら、兵役逃れが目的の奴らばかりやった・・・


と言っていた。この社長も、ずいぶん前に亡くなった。


 太宰治が檀一雄に、「君は生き残るものの味方なのか?」と言ったことがある。


ある大学教授が、


 学者というのは、死んだ人の遺したものを飯のタネにしているようなものでしてね・・・


と言ったことを憶えている。こういう正直な人は、良い仕事をしている。偉そうに権威ぶっている人に限って、業績を調べると、ろくな研究をしていないことが多い。そういう人が好きなのは、学問ではなく、権威なのだ。


 日本人は死んだと思う。


私も20年すれば78歳になる。25年生きれば83歳。おおよそそれくらいでこの世とお別れするだろうと思う。


 それは、私にとって、密やかな楽しみである。


それまでの人生は、生まれた以上のお務めである。尊敬してやまないS先生の最後のお手紙を胸に抱いて死んでいきたいと思っている。



 単刀直入にひとこと。むち打ち症で治療に来た人は数知れない。中には、むち打ち症という名前が付く以前に痛めた人もいた。そういう人も含めて、私が治せなかったむち打ち症は、未だに一例もない。


 しかし、現実問題としては、数年とか、10年とか、あるいは、それ以上、不快症状に悩まされていると言う人が全国に多数いる。数百万人には達するだろう。


 これも、レントゲン診断の盲点がもたらすものである。これによる経済損失は、被害者・その家族・その人の職場・加害者・保険会社などを合わせると、とんでもない金額になる。


 医療費の増大を問題にする前に、それを解決する治療技術を作ることである。