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part of me

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ガチャガチャ鳴る皿を
かき消すような流水音

熱した油と激しくぶつかり合う鉄の音は見えない炎を連想させる




初夏



疲れ切らないだるさを持て余し
案内を待たずに空いた席へ座る



には
背の低い中国訛りの老人
向かうは作業着を着た中年の男

やれ
日本は
ビジネスは

熱くなる話に
中年の男は興味の示し方を一向にかえず
酒に箸に 手を伸ばす

ときおり
老人を飽きさせまいと
適度な あざとい相槌をかえす



には
水商売とおぼしき女性と
向かいには客とも父とも見えぬ男
会話はさほど聞こえてこない








………

あぁ



奇妙な空間の一部はまた
自分なのだ


この違和感をも
数の惰性はぬぐいさるのだろうか。


先の見えぬ日々は
ぬるく嫌なあたたかさをよせる

意味が
あろうとなかろうと
どうでも変わらないのだ


くだらない

本当に

くだらない





そう思うと


腹の底で
埋もれていた希望が込み上げてくるのを感じた


何度さぐっても
形を露わにしなかったそれは

こんな拍子で
ごうごうと
形をもって輝きだした

論理を考えることがばからしいほどに
なんだ人間てば本当にわからない



ただ一つ


もう一度 やってみようじゃないか


一度の失敗に
なにをもっていかれたものでしょう

くだらない諦めは
自惚れとかわりもしない


人よがりな生き方に腹が立つ
一人よがりな生き方にもまた腹が立つ

一体自分は何様なんでしょうか

ねぇ、わたし人にむいてない?


あぁ。
こんな時は
全ての時間が酔うような
君に会いたい

甘さも苦さもない
ただぼんやりと
すべてをぼやかしてくれる君に。



さて







あの人に誂えたお酒に手をかけハッとする


そのとき初めて女に戻れるの