謹賀新年! 今年もよろしくお願いします! (`・ω・´)

                         2015年 元旦


さて、新年早々にピグの怪奇現象を捉えたので紹介する。


この現象は、カジノのイベント・スロットロワイヤルで度々見かけていたのだが、

画像に残すのが難しくて、これまで書けなかったのだ。

ところが本日、ついに画像を捉えるコトに成功した!!


怪奇現象は下の画像にある。

これはスロットロワイヤルの会場に入室した瞬間。

部屋の細部が描画される前の、ほんのわずかな時間に現れる。

まだピグが真っ白で、スロット台と壁しか表示されていない状態。


ん!? ヽ(゚◇゚ )ノ

壁が変だぞ!! (((゜д゜;)))

スロットロワイヤルの部屋の壁って、コレじゃないでしょ!!


これが全て描画された状態のスロットロワイヤル会場。

明らかに上の画像の壁とは異なる。

どういうワケか、この状態になる前のほんの一瞬だけ、あの壁が出てくるのだ。

出るのは本当に短い時間で、0.5秒程度。もっと短いかも。


じゃあ、あの赤い壁は何なの・・・??? 



答えはコレだ!!

2011年10月のカジノイベント・第3回キングカップの賞品。

「ベガスのハロウィーンな壁」。


じゃあ、何でこの壁が一瞬だけ表示されるの・・・???


それは原因不明なんだよね~!!!


怪奇現象~~!? (((゜д゜;)))



南国の島、ピグアイランドに雪が降る。

思わず頭に浮かんだのが

「汚れっちまった悲しみに きょうも小雪の降りかかる」。



【注意】作品の内容に触れる記述があります。

余計な情報を知りたくない方は閲覧にご注意ください。


昭和16年9月撮影の戦艦大和(古い写真なので著作権保護期間は終了)。

この写真は「星巡る方舟」の劇中に登場する。


昨日、遅ればせながら「宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟」(12月6日公開)を観た。


この映画、最初は見るつもりがなかった。

まず、タイトルにある「方舟」が引っ掛かっていたから。

方舟といえば旧約聖書の「ノアの方舟」。

何でヤマトに方舟?

「安易に宗教を持ち込むんじゃねーよ!」と反感を持ってしまった。


次に、アニメ史上に残る名場面・七色星団の決戦で戦死した(と思っていた)ドメル軍団の幕僚バーガーが生き延びていたというコト。

バーガー、何であの時、死ななかったのだ(出渕監督曰く、乗艦の空母ランベアが爆沈するシーンは描いてないもん。被弾して雲海に沈んだだけだもん)。

指揮官のドメル将軍は、沖田艦長に自爆を思いとどまるよう説得された時、こう言った。

「ここでヤマトを見逃せば、共に戦った部下たちの死は無駄死にだったことになる」。

彼が思いを馳せた中にバーガー、あなたもいたはずだ。

ガミラスの軍人として、その使命を果たすべく、最後まで誇り高く戦い抜いたドメル軍団。

美しいまでに見事に散ったドメル軍団だったはずが、これでは少し往生際の悪さを感じる。


それと今回のヒロイン的役割を果たすヤマトのクルー・桐生美影がガミラスの軍人メリア・リッケと瓜二つだというコト。

おいおい!「異星人と瓜二つ」というネタは、すでに森雪とイスカンダルのユリーシャで使ったではないか!

同じ手をまた使うの!?

同じネタを二度使うのなら、よっぽど特別な理由があって、皆が「うん、それなら仕方ないね」と納得できるものにしなくてはいけない。その点、大丈夫なのか。すっごく心配だった。


以上の理由から、当初は観賞に消極的だったのだ。

ところが、YouTubeで映画の冒頭9分間が公開(松竹チャンネル)されていて、それを見たら考えが変わった!


デスラー暗殺に失敗して反逆者となり、追及の手を逃れて宇宙を彷徨っていたバンデベルとかいう将軍の艦隊。

運悪く宇宙の蛮族ガトランティスの艦隊と遭遇してしまう。

ただちに艦隊戦が始まるが、ガトランティスの火焔直撃砲(何か武骨な名前。このセンス好きだけど)の圧倒的な火力の前に為すすべなく全滅。

この大迫力の戦闘シーン!!!

まさに「ヤマト」の醍醐味!!!

未知の敵が見せつける圧倒的な強さ!

この先、コイツとやり合うのか~、という絶望感。

う~ん、「ヤマト」の旨味成分がシッカリ出ていて、いい感じ~♪


冒頭映像は、とっても好印象。

だが、これは罠だ!!! ←【要注意】

結論を先に言ってしまうと、戦闘シーンの見どころはココだけなのだ!!!

劇中、これを超える戦闘シーンは無い。


そう言ってしまうと、今作はいかにもパワー不足な感じだ。

うん、確かに期待ハズレと言えば、その通り!!

でも「ヤマト」に迫力の戦闘ばかりを期待しているワケではない。


「2199」(テレビ版は全26話)の重要なテーマは「どうすれば争いの無い世界をつくれるか」「どうすれば戦争をしない世界になるのか」というメッセージを我々にハッキリ提示するコトにある。

これが見事に成功していて、出渕監督の思慮深さに敬服したのであった。


「方舟」でもそのテーマは継承されている。

ところが今回は、何とも切れ味が悪い。

「2199」のような、痛快なストーリー展開の中に無理なく込められているという完成度の高さは感じられない。

いわゆる”フツーの作品”になってしまったのだ。


「2199」の全26話は、とっても完成度が高い”特別な作品”だ。

エンターテインメントとして楽しめ、心を揺さぶる大きな感動も与えてくれる。

不満な点といえば、オリジナルのデスラー総統はそれなりの人格者であったのに、ただの愚かな独裁者に変更されてしまったコト。それと旧作にあった戦艦大和が菊水作戦に出動するシーンが描かれなかったコトぐらいだ)

そんな実績ある作品なので、今回も感動したかった!!!


出渕監督の作品で感動したかったの!!!

あぁ~、それなのに、フツーの作品では感動できない。

「2199」では何度も涙を流すほど感動できたが、「方舟」で心を刺激されるコトは一度もなかった。


何でフツーの作品になってしまったのか。

”特別な作品”に昇華できなかった理由を検証してみよう。


今回のポイントは、バーガーが生き延びていたコトにある。

当然、彼は仲間の仇を討つべく、ヤマトへの復讐心を燃やしている。

さて、主人公は地球側なので、彼がどんなに執念深くヤマトを狙っても復讐を果たせないのは明白だ。

返り討ちにあって無念の最期、となるのがオチだ。

では、有意義な結末を迎えるために、どこかで彼の気持ちを変えさせなくてはいけない。

そこで用意されているのが、ヤマト・クルーの桐生美影とバーガーのかつての恋人メリアが瓜二つのソックリさんだという設定。

この”偶然”を取っ掛かりにしてバーガーの心境に変化をもたらす、というのが見せ場になると思う。


バーガーと桐生は迷い込んでしまった未知の空間で出会う。

そこで一週間を共に過ごすコトになる。ちょっと会話する機会はあったものの、わずかなコミュニケーションだけでバーガーは地球人との和解の道を選ぶ。

えぇええぇえ~~!!この強引な展開!!!

ここはテーマに関わるとても重要な所なので、もっと丁寧に描く必要があるのでは!?

バーガーが復讐心を捨て、敵である地球人を許す気持ちに至るまでの心理描写がもっと必要だったのでは!?

この辺がぜ~んぜん伝わってこなかったなぁ~。

「2199」では、とても緻密な計算で物語をつくりあげていたのに。

出渕監督らしくないね~。


挙句の果ては、その未知の空間で地球人とガミラス人が争うように密かに仕向けていた者がいるコトを見破る役割りまでバーガーに担わせている。

その悪意ある存在は、滅んだはずのジレル人なのだが、そんな犯人探しを期待していたワケではないので、これも拍子抜けだ(知らない内に作品が「名探偵コナン」にすり替わっていたという驚きはあった)。


バーガーというキャラは割りと好きだったのだが、今回キャラが崩れたのは大変残念だ。

「こんな結末なら、認められるぜ」や「また死にそこなっちまったぜ」なんてセリフは聞きたくなかったな。

やっぱり、あの時、七色星団で仲間と運命を共にするのが彼の本当の死に場所だったと思う。

ヤマトと共闘してガトランティスに立ち向かう姿は「ヤマト2」でデスラーが地球人に示した和解と好意を彼が代わりにやった感じだ。だが、何でもかんでもバーガーに任せるというのはどうか。

サブタイトルは「バーガーにお任せ!」にしたほうがいい。

旧作では偉大だったデスラー総統が「2199」でただの愚か者に成り下がったため、バーガーに重荷を背負わせるコトになったのか。


ガトランティスの切り札・火焔直撃砲も後半は(またもや天才科学者・真田副長によって)スッカリ(簡単に)対策されてしまって、ぜんぜん当たらなくなる。

当たらなければ、どんな大砲も怖くない。

えぇええぇ~!安易な展開。


けっきょく「方舟」とは何だったのか。

それは謎の惑星シャンブロウの正体につながるワケなのだが、これも重要な意味は無いように思える。

ただ神秘的なイメージを付けるために旧約聖書から引用しただけか。

宗教的要素=神秘的。それ以上の意味は汲み取れなかった。


こんなワケで、期待に反して”特別な作品”になれなかった「方舟」。


あぁ~、私の「感動したい願望」を満たしてくれる作品の登場はいつか!?


太平洋戦争の口火を切った真珠湾攻撃から73年が経った12月8日である。

葛城ミサトの誕生日も12月8日(1986年)である。

ブ━━∵;(;:゜:鑾;゜;,);:∵━━ッ!!


さて、今年もあと23日で終わりだ!

こりゃ大変!!! (°д°;)


そうは言っても、まだ3週間以上ある。

しかし、今年のピグのベストアイテム、およびワーストアイテムはもう出たと思う。


よって、本日ここに「ピグ・ベストアイテム2014」を発表する!!!


” アメーバピグ・ベストアイテム2014 ”

2014年にピグでリリースされたアイテムの中から、最も優れた物を私個人が勝手に選び、その栄誉を讃える。賞金・賞品は出ない。あしからず。

2012年、2013年に続き、今年で3回目の表彰となる。


しかし・・・・・・

「光あるところに影がある!!!」

良いアイテムを褒めるだけでは片手落ち。

加えてダメダメだったアイテムも取りあげて、

今後の改善に役立ててもらおうという狙いで下記のモノも発表!!


” アメーバピグ・ワーストアイテム2014 ”

今年最もダメダメだったアイテムをひとつ選び、吊るし上げる!!

ダメダメアイテムをつくってしまったスタッフは、もっと頑張ってもらいたい!!




まずは、ベストアイテムのほうから発表!! \(^o^)/


おっと、その前に、

過去に受賞したベストアイテムを紹介!



ベストアイテム2012 

「バカンスを満喫するドリンクシェルフ」



ベストアイテム2013

「大きなシャチが泳ぐ水槽窓」



さぁ~、今年のベストアイテムは!?





なんと!!!

「マネキン」!!!! \(゜□゜)/


7月に登場したマネキン!!
単体では非常に地味な存在だ!!!

だが、このアイテム、実はとっても画期的!!!


それまで、自分ひとりで着るしかなかった着せ替えアイテム。

だが、このマネキンに着せるコトで部屋に飾れるようになったのだ!!!


おかげで衣装持ちのユーザーは、

部屋に自慢のコレクションを出せるようになった。

私はあまり上手に活用できていないが、いちおう並べている。




さらにマネキンの衣裳と自分が着ている服を瞬時に交換できるので、お気に入りのコーディネートをマネキンに着せておけば、いつでも簡単に着替えられる。


単体ではとっても地味だが、その機能が画期的なので、ベストアイテムに!!!

おめでとう~!!! \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/



ちなみに今年新登場の機能付き家具は、マネキンのほかにも

この「ジャンプ台」、



そして、この「ジャンプマシーン」それと「落とし穴」がある。

これらも良いアイデアで楽しませてもらっているが、僅差でマネキンの勝利!



じゃあ、つづいてワーストアイテムの発表!!! (((゜д゜;)))



過去のワーストアイテムといえば・・・・・



ワーストアイテム2012

「アサガオの鉢植え」



ワーストアイテム2013

ペットの「ハムスター」




では、いよいよ発表~~~!!! ∑(゚Д゚)




6月リリースの「マーメイドスノードーム」!!!


どこがダメかと言うと、人魚の顔にガラスの反射がかかっている!

なぜ顔に光の反射を重ねる!!!! ヽ(`Д´)ノ

顔って重要なのに!!!

こんなに邪魔な反射がかかっていたら台無しだ!!!



それが分かっているデザイナーは、決して顔に反射がかからないようにしている。



もちろんディズニーだって、そんなヘマはしない。

反射はキチンとキャラクターを避けて配置している。


不用意に顔に反射を引っ掛けちゃう安直なデザイナー。

今年、見事にワーストアイテムを受賞!!

お、おめでと~! (°д°;)


さぁ~、来年はどんなアイテムに出会うのだろうか!?

期待と不安を胸に・・・・ (-。-;)


それでは皆さん、来年の発表までお達者でぇ~~~!!!!




(写真は作品をイメージして撮影。米軍の迷彩[冬季迷彩だけど]。銃は当時の制式拳銃ガバメント)


昨日、ブラッド・ピット主演の戦争映画「 FURY 」を観た。

公開初日に行くなんて、ずいぶん気合いが入った観賞だなぁ~。

初日に行ったのは、学生時代ならともかく、社会人になってからは初めてのコトだ。

だが、それほど特別な意識はなくて、たまたまなんだけどね~♪


※以下、映画の内容に触れる部分があるので、余計な情報を知りたくない方は閲覧にご注意ください。


第二次大戦末期の1945年4月、独軍と戦う米軍のシャーマン戦車の乗員5人の物語。

戦車兵が主役なので、もちろん見どころは戦車戦。

特にこの映画は、レプリカではない本物の戦車が登場するという、これまでにない試みがなされている。

独軍が誇る重戦車ティーガーⅠ。

現在、世界に唯一残っている走行可能な本物のティーガーⅠ(1943年、チュニジアで英軍が鹵獲したもの)を撮影に使用したという。

ほかにも米軍のM4シャーマンも本物だそうだが、少年時代にタミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズに熱中した私(独軍大好き)としては、実物ティーガーが走り、戦闘する姿が見られるコトに一番期待していた。


物語は4つの戦闘シーンで構成されている。

1.孤立した味方歩兵部隊の救援

2.市街戦

3.ティーガーⅠとの戦闘

4.SS歩兵大隊(300人)と戦車1両(5人)の死闘


注目の戦闘は3番目にやって来る。

ブラッド・ピット(役名ウォーダディー)がいる米軍戦車小隊は、5両のうち1両を1の戦闘の後に失ったので、残り4両で任務に就いていた。

縦1列で進軍中、突然後方の1両の砲塔が吹き飛び、爆発が起きる。

戦闘経験豊富なウォーダディーはすぐに88mm砲による攻撃だと判断、戦闘の指令をくだす。

そして潜んでいたティーガーⅠが姿を現す。

「ガガガガガ・・・・」という重苦しい音を立てて走るティーガーⅠ!!

「おぉお~!これがティーガーの音かぁ~!!」

ちょっと想像と違った。シャーマンの音とも違う独特のサウンド!

(もっともエンジンがオリジナルなのか不明なので、当時の実物と同じ音を上げているのかも不明。それでも車輪や履帯から発せられる音は実物と同じなのだろう。本物のティーガーを目の前で見た感覚は味わえる)


さらにティーガーが装備している当時最強といわれる88mm砲の凄まじい威力を目の当たりにするコトになる。

4両のうち1両がティーガーの先制攻撃で撃破されたので、残り3両のシャーマンで攻撃開始。ティーガーは1両だけで、シャーマンは3両。

ところが3対1という数の優位がまったく通用しないティーガーとの戦闘。

シャーマンの貧弱な砲ではティーガーの強固な前面装甲を撃ち抜けない。

何度も命中弾を与えているのにびくともしない。さすがティーガー!\(^o^)/

一方、シャーマンは大量生産できるのが長所であって、性能面はかなり劣っている。

88mm砲弾が車体をかすっただけでも凄い音を上げるので、見ているこちらも乗員同様に青ざめてしまう。

やがてハッチから身を乗り出していた車長の生身の体に88mm弾が直撃。

喰らった車長の体は瞬時に吹き飛んで、消えてなくなってしまった。恐ろしい~!


けっきょくウォーダディーが車長を務める" FURY "号を除き、米軍戦車はすべて撃破されてしまう。

ところがFURY号は巧みな操縦でティーガーの後方に回り込み、直撃2発を浴びせ、ついに強敵を倒す。


ま~、ここが一番の見どころ。

本当は最後の300人対5人の死闘が見せ場なのかもしれないが、こっちは腑に落ちない点があった!

まず、それまで乗員の生命を守るコトに人一倍腐心していた指揮官ウォーダディーが何故、この時に限って生還を期さない無謀な作戦を強行したのか!?

もしかすると、作中で何度か登場する聖書の文言が彼の心中を暗示しているのかもしれない。

でも、聖書やキリスト教の観念に疎い私には、そこに含みが持たせてあってもま~ったく読みとるコトができないのであった(聖書のくだりは退屈だったので聞き流していた)。


そういう伏線の有無は別にして、さらに違和感を覚えたのは、SS歩兵大隊300人が走行不能に陥った戦車1両を相手にあんなに手こずるのか、というコト。

最初、歩兵大隊が姿を現した時、パンツァーファウスト(対戦車グレネード)を担いでいる兵隊が何人もいたので「こりゃ~、もうダメじゃん!」と思った。

ところが、ウォーダディーの作戦で不意を突かれたとはいえ、かなり長い時間、米兵にいいようにヤラれまくっていた独兵たち。

独兵300人、全員が無能かよ!

それって不自然だよね~!

徹底してリアリティーを追求するのがデヴィッド・エアー監督だという評判だけれど、この5人の奮闘ぶりは、リアルさを欠いていたといっても差し支えないように思える。

(けっきょくヒーローに仕立て上げないと気が済まないという、よくあるハリウッド映画のパターンか!?)


さて、腑に落ちないモノはそれぐらいにして、秀逸だと思ったのは、戦闘シーン2の市街戦で独兵を掃討して、街に陣取った米兵たちの暫しの休息の場面。

ウォーダディーが住宅の2階に潜んでいる女性を見つけて、その部屋に踏み込んだ。

敵兵を目の前にして、恐怖心でこわばる女性二人。

居合わせた新兵のノーマンが部屋のピアノを弾き始めると、女性の一人がそれに合わせて歌い出した。

すると、それまでの緊張が一気に解けて、お互いに友好的なムードに。

あ~、やっぱり文化的な行為こそが敵味方を超えて人間性を取り戻す手段なのだな~っと納得させられた。

戦争は殺し合い。

やっぱり、殺し合うより人間的に交流できるほうがいいに決まっている。


ウォーダディーだって「理想は平和だ」と言っている。

だが「歴史は残酷だ」とも。

実際、残酷な現実はすぐにやってくる。

街を占拠された独軍が自国民が残っているにも関わらず、街を砲撃。

住宅に直撃して、部屋に残っていた女性はあっけなく死んでしまう。

その死を悲しむ間も与えられず、ノーマンは再び戦場へ。


また、割りと常識的だと思えるウォーダディーだが、SS(親衛隊)に対しては尋常ではない非情さを発揮している。

捕虜になったSSでさえ殺そうとする。

街では、投降したSSの士官を殺せと新兵ノーマンに命令。

ノーマンは拒否するが、「お前が死ぬか、ヤツが死ぬかだ!」と選択を迫る。

ノーマンが「僕が死ぬ!」と叫んだ時はさすがに絶句したが、今度はノーマンに無理矢理銃を持たせてSSを撃ち殺させる。

SSを目の敵にするのは、それなりに事情があるのだろうけれど、そのSSだって同じ人間なんだけれどな~っと思ってしまった。


ま~、そういう戦争の狂気や残酷さを表すシーンもたくさん詰め込まれている。


この映画を観て、ますます平和を希求する気持ちになった。