
(8月10日 : ロンドンの空港の様子)
皆さんもご存知のとおり、
「英国旅客機爆破未遂事件」がありました。
イギリスがまたもやターゲットになったわけですが、
前回と同じ悲劇が起きないよう未然に爆破を防ぎ、
テロ警戒レベルを最高の「Critical・危機的」に引き上げ
すぐさま警戒態勢をしいたことは、
悲劇の体験が生かされたと言えるのではないでしょうか。
テロに対する背景や対策・防止、
異文化間における相互理解、共生の重要性。
こういったことを考えることは非常に大切なことであると
考えざるをえません。
日本も含めた、世界中の政治家たちは
(中には私利私欲におぼれているのもいるでしょうが)、
その任務において常に結果を求められ、失敗を許されず、批判を毎日のように
浴びているわけです。
けれども、こういったテロが起きないように国や文化のレベルという
非常に難しい大きな範囲で、様々な均衡を保つよう、歩み寄りができるよう、
努力している人たちでもあると思います(思いたいです)。
そのパワーバランスが崩れたとき、まさにイスラエルの問題が起きたり、
今回のようなテロ騒ぎがあるわけですよね。
ただ、実際にどういう思想を持った人間が起こしたのかわからないし、
推測や情報の引用は避けますが、
それが力を振りかざさなければ伝えることの出来ない思想であったり、狂信的ともいえる思想で
あったりするならば、
私達は戦争やテロから逃れることはできないのではないか。
そして、相互の歩み寄りが不可能で、いつまでも戦争とテロの恐怖とともに生きていかなければ
ならないのだろうか・・・
ふるさとは遠きにありて思ふもの
とはよく言ったもので、
海外に出てみると日本いる家族や友人がとても大切に思えます。
逆にスイスでお世話になっている人たちもこのようなことが
起こるとより大事に感じられます。
それがテロのような卑劣な行為によって一瞬で失ってしまうことは
悲劇以外の何ものでもありません。
自爆テロ、戦争、思想、、、そんなものは大義名分でもなんでもない。
人を殺すことは最も無責任な行為だと思います。
私が4年前、初めてスイスに来たときに乗ったのが
「British Airways」でした。
それまでの海外旅行といえば、グアム、サイパンや韓国とか本当に遊び目的で行った
だけでしたが、そのときはスーツケースに山ほど時計道具を入れて行きました。
できるだけ用意したかったので、機内持ち込み手荷物にもたくさん入れていました。
もちろん、手荷物チェックでひっかかりましたが。
その時点では就労ビザが手元になく、外国語も話せなかったので、
今だったら成田、ロンドンと間違いなく捕まっていたでしょうね。
3年前には仕事でロンドン・ヒースローを経由したことがあったのですが、
そのときも連れのアメリカ人と長~い荷物検査をさせられました。
小さな部屋に連れて行かれてスーツケースを全部ひっくり返されました。
たぶん当時の同僚がプロレスラー並みに身体がでかくて、
ラフな格好の”付き人”みたいなアジア人がいたからでしょう(笑
ロンドンは当分怖くて行けません。
ヒースローも時間かかりそうだし、混雑してそうなので旅行でも使いたくないですねぇ。。。
日本で生活していたときには「外国でなんかやってるな、怖いなあ」と
それほど真剣に考え、実感することがなかったのですが、
自分が大人になったのか、それとも視野が変わったのか。
たまには一人でこんなことを考えてみるのもいいのかな。
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