今回のサッカー・ワールドカップでスイスが予選を通過し、
決勝リーグへ進んだことはひとつのサプライズでした。

しかも、フランス、韓国、トーゴを抑え堂々のグループリーグ1位通過。
昨日ドイツから代表メンバーがスイスに戻ってきました。
空港では約5000人のファンがお出迎え。
健闘をたたえていたようです。

人口約740万人の小国から世界と互角に戦えるまでに成長したスイスですが、
(憎っくき?)オーストラリアや、ガーナなどのアフリカ勢などを含めて、
肉体面での当たりの強さやスピード、瞬発力、そして反則スレスレまで相手と張り合う
気持ちの強さ。
そういった要素がこれからのサッカーにとってより必要になるのかなと考えさせられました。
そういえば、フランスも決勝リーグでスペイン相手に力強い戦いを見せましたが、
代表メンバーを見てみると、アフリカ系の選手が多いように思います。
移民などでアフリカ大陸からフランスに移ったかれらの子孫・子供がフランスでフランス人として
生まれ、教育を受け、そしてサッカー選手になる・・・
もともと体力的に強い彼らが、フランス人の合理的かつ情熱的な考え方を持つならば、
それは代表に選ばれて当然なのでしょう。
スイスもドイツ・イタリア・フランスなどに囲まれ、人の流れもあるし、
最先端のサッカー技術・戦術も身体で体験し、吸収していくことが決して
難しくありません。
試合巧者ウクライナに最後の最後でPK負けしたスイス代表でしたが、
テレビで観ていたら、涙を流している選手や、グランドに倒れこむ選手などもいて、
彼らの真剣さに心をうたれると同時に、
大会前のスイスに対する過小評価を申し訳なかったように感じました。
彼らからすると「見返した」んですね。。。
日本代表と違って、帰国後の選手達はみんなヒーロー扱いで、
選手一同、胸を張っていたようです。
それもそのはず、PKでは入れられたものの、
大会無失点で敗退という結果だったんですから。
厳しいようですが、私は、「勝負は勝ち負けだけ」という考え方です。
しかし、やはり拍手を送らずにはいられません。
追記:私の会社のスイス人は、「誰もここまで行くとは思ってなかったよ。」
と言っていました。 にわかサッカーファンも増えたようです。
そして、フランス人は韓国に同点でグループリーグ突破の危機でとても
静かだったのが一変。 「ブラジルに勝つ!」と盛り上がっています。
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