
(晴れた日はテラスでお茶をする人も。)
「どうやってスイスで仕事をするようになったのか」
と、聞かれることがある。
私は、経験ゼロ・実績ナシ・語学ダメ、というところからのスタートだったので、
どう答えればいいのかいつも困ってしまう。
そもそもスイスで働いているのは「時計師」という職業を選んだからで、
もし、これが他の仕事だったらスイスには来ていなかったと思う。
海外で働くには、日本の仕事の延長線上、つまり派遣や赴任といった形か、
もしくは直接飛び込んで行くか、この2パターンしかない。。。
しかし、何よりも大切なことは自分の専門分野において、
「挑戦」の気持ちをいつも心に留めておくことだろう。
仕事はもちろん、日常生活のいろいろな場面において、
不便であったり、苛立ったり、日本の良さを実感してしまうことも多々ある。
そんなときに笑ってすませられ、楽しんでしまう心のゆとりを持てることも
結構大事だったりする。
あとは縁とタイミング。
こればっかりはアドバイスのしようがないのだが。。。
私がスイスで仕事をするようになった”きっかけ”は、
日本で学生だった頃、海外から仕事で来日してきたフランス人に
直接会って、働きたい意志を伝えたことであった。
この時は友人に通訳してもらっていた。
今の会社では、社長に「雇ってくれ」と何度も会いに行った。
街なかでばったり会った時もしつこく「雇ってくれ」(笑)。
今考えると図々しいし、無謀だったなあ、、、とも思うが、
これくらいで丁度良かったのかもしれない。
また、もともと海外で一度は生活してみたいと思っていたので、
海外で何があっても頑張ろうと覚悟を決めていたのも態度に
あらわれたのかもしれない。
これからスイスで「時計に触れる仕事」に就きたいと思っている方
(そんな珍しい人がいるかどうかわかりませんが)、
一度スイスの時計学校で勉強してみるのも面白そう。
ニューシャテルや、val de joux(ジュウ渓谷)には外国人にも
門戸を開いている学校があり、そこで実力とコネクションをつけることで
道が続くかもしれない。
日本の私の友人はフランスに短期語学留学後、
ジュネーヴに数ヶ月滞在し、スイスの時計会社に片っ端から履歴書を
送って、面接にこぎつけ、試験を受けてパスしたという
ツワモノもいる。
現在は会社がビザの申請中で、それが通ればスイスで時計師に
なるそうだ。
今は彼からの吉報を楽しみにしているところである。
追記:(君のこと書いちゃった、、、。 別にいいよね、ね。)
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