ジスロマックは主成分にアジスロマイシンが用いられている抗生物質で、性病であるクラミジアや淋菌に高い効果が期待できます。1日1回1000mgを服用すれば効果が1週間ほど持続する薬で、服用がとても簡単です。人によっては胃に負担が来て、下痢気味になってしまう場合があります。下痢になる人は1日1回500mgを3日飲むようにすれば、同様の作用が得られます。

アレルギー反応がおきにくい薬で妊婦でも服用が可能ですが、併用が禁止されている薬がありますから、普段服用している薬がある人は申し出るべきです。食物アレルギーの人は気管支喘息などにもなりやすく、マイコプラズマ肺炎などになったときにはジスロマックが処方されることがあります。アレルギー体質の人は、飲み合わせにより反応が出やすいので、併用が禁止されていなくても注意するべきです。免疫の反応が過剰になるのは、普段の生活環境の中に多い物質が影響して内因性のアレルゲンによるアレルギー反応が出ることもあるため、十分に用心したほうが安心できます。

咽頭炎や扁桃炎、歯周病などにも処方されることがあり、いずれも医師の指示に従いしっかりと飲みきり、菌が体からいなくなっていることを確かめるため再度クリニックなどで検査を受けることが望ましく、菌が残っていた場合もう一度処方されることもあります。

日本の調剤薬局から入手すると高い価格の場合もありますが、格安で入手する方法に海外医薬品の輸入代行を行っている通販などを利用する手段があります。しっかりした通販会社を利用しないと偽薬の可能性があるのため、格安を前面に押し出し、あまりにも価格が安すぎるところは怪しいため避けたほうが無難です。

ジスロマックの適応症であるクラミジアは、日本国内で最も感染者の多い性感染症とされ、女子高生の感染率が10%を軽く超え、女子高生のクラミジア感染率が世界で最も高いとされています。クラミジアは、女性の80%、男性の50%が自覚症状がないとされ、感染しても気付かないまま性行為が行ない水平感染を拡大しています。その為、保健所や地方自治体の指定する医療機関では匿名で性病検査を無料で受ける事が出来、地方自治体や医療機関により項目は異なりますが、エイズ検査を主体に性器クラミジアや淋病、梅毒、肝炎などの性行為感染症の検査も同時に受ける事が出来ます。性病検査は、決められた日時に検査会場へ足を運び匿名や実名で申込みを行い受診しますが、受診の際も他の受診者と顔を合わす事の無い様に配慮されており、恥ずかしい思いをする必要が無いとされています。しかし、匿名で受診している方もいる事もあり、検査結果については電話問合せや郵送は出来ない事になっており、面談でしか通知されない様になっています。しかし、性器クラミジアは、性行為による感染率が約50%と非常に高い事やオーラルセックスなどセックスの多様化により、性器だけでは無く喉や口唇などに発症するケースも増加しており、咽頭検査をほとんど行っていない地方自治体の指定医療機関や保健所の検査では感染を確認出来ないケースが多くあります。又、性器クラミジアの原因菌であるクラミジア・トラコマチスには、トラコーマや鼠径リンパ肉芽腫を発症させる菌種があり、特に鼠径リンパ肉芽腫は第4の性病と呼ばれるほど日本国内に患者が多かった時期もあります。鼠径リンパ肉芽腫は、足の付け根のリンパ節がに痛みを伴う腫れが発症し、病状が進行すると陰部リンパ浮腫や象皮病の症状、直腸狭窄症などを発症します。治療には、マクロライド系のジスロマックやエリスロシンなどが用いられています。

献血では、ALT(GPT)とγ-GTP、総蛋白TP、アルブミンALB、アルブミン対グロブリン比A/G、コレステロールCHOL、グリコアルブミン(GA)の7項目の生化学検査及び赤血球数(RBC)とヘモグロビン量(Hb)、ヘマトクリット値(Ht)、平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)、平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)、白血球数(WBC)、血小板数(PLT)の8項目の血球計数検査が行われ、希望により梅毒血清学的検査、B型肝炎ウイルス検査 (HBs抗原・HBc抗体検査)NAT検査、C型肝炎ウイルス検査 (HCV抗体検査)NAT検査、HTLV-1抗体検査、HIV検査 (HIV-1、2抗体検査)NAT検査などの性感染症の検査を行ってくれます。しかし、HIV検査に関しては陽性でも結果は通知されないので、HIV検査は保健所や専門の医療機関で検査する必要がありますが、保健所や地方自治体の指定する医療機関ではHIV検査は匿名かつ無料で受ける事が出来ます。保健所や指定の医療機関では、性器クラミジアの検査も一部有料ですが匿名で検査する事が出来ます。性器クラミジアは、1週間~3週間の潜伏期間を経て膣炎や子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎と感染患部を拡大していく事から、子宮頸管炎や子宮内膜症から子宮頸がんを発症すると誤認識している若い女性がいます。しかし、子宮頸がんは、性器ヘルペスの原因菌である単純ヘルペスウイルス2型が長期にわたり子宮頸部に感染する事で、子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんを発症するとされています。現在では、単純ヘルペスウイルス2型は、子宮頸がんの危険因子とされ、性器ヘルペスに対しては早期発見早期治療及び再発抑制治療が行われています。
 

女性のおりものは、子宮頚部や子宮内膜、膣壁、バルトリン腺、皮脂腺、汗腺などからの分泌物、子宮や膣からはがれた古い細胞などが混ざり合ったものですが、膣内をpH4.5~5.0の弱酸性に保つことでデーテルライン桿菌が大腸菌やカンジダ真菌など細菌の増殖を防ぐ役割や精子を包みこみ卵子との受精をサポートする役割を果たしています。おりものは、健康時には少し粘り気を有する無色透明ですが、月経前後や排卵日などには排出量が増加し、臭いを伴うケースもあります。月経直後は、残った経血とおりものが混じって茶色っぽい状態になりますが、茶色っぽい織物が長期的に続く場合には子宮がんやクラミジア頚管炎、子宮頚管ポリープなどの恐れがあり、水っぽく量の多いおりものは発熱や下腹部痛を引き起こすクラミジア頚管炎の可能性があります。クラミジア頚管炎は、子宮下部の入り口にあたる子宮頚管にクラミジア・トラコマチスという寄生性の細菌が増殖することによって発症する感染症ですが、発症後も自覚症状がほとんど無く適切な処置が遅れる事が非常に多く、その為感染域が拡大し子宮付属器炎や骨盤腹膜炎などの骨盤内炎症性疾患を引き起こします。更にクラミジア・トラコマチスが、腹腔内に上行すると卵管炎や肝周囲炎を引き起こす恐れがあります。治療には、エリスロマイシンやクラリスロマイシンなどのマクロライド系の抗生物質を1週間~2週間継続服用する必要がありましたが、現在ではアジスロマイシンを主成分とするマクロライド系のジスロマックをアジスロマイシン換算で1000mgを1回服用するだけで治療を終える事が出来ます。ジスロマックは、真菌の蛋白合成開始複合体70Sリボゾームの構成物質50Sサブユニットに結合する事で、アミノ酸が重合するポリペプチド鎖の伸長を阻害し、真菌の増殖を抑制する効果を発揮する蛋白合成阻害薬です。

日本国内では、性行為の低年齢化や性行為の多様化により、諸外国に比べ若年層の性行為感染症の感染率が非常に高くなっており、特に性行為の経験のある女子高生の100人のうち13人以上が性器クラミジアに感染しているとする報告もあります。クラミジアは、感染後1週間~3週間程度の潜伏期間を経て症状が現れますが、男女共に発症初期にはほとんど自覚症状が無い為に、感染に気付かず性行為を繰り返してしまい水平感染を拡大してしまいます。性器クラミジアは、感染症法に基づき厚生労働省の定める第5類感染症として性感染症定点からの報告が義務付けられており、保健所や地方自治体の定める専門の医療機関で検査を受診する事が出来ますが、匿名での検査の受診も可能な為に原則として検査結果は面談により直接伝えられます。現在では、専門の医療機関で受診する事無く、インターネットで購入出来る検査キットでも感染の陰性及び陽性の判定が簡単に出来ます。陽性の場合には、ジスロマックなどのマクロライド系の抗生物質による薬物治療が行われますが、処方箋薬なので医療機関を受診する必要があります。ジスロマックは、同じマクロライド系の抗生物質エリスロマイシンに必須アミノ酸バリンを縮合結合させたアジスロマイシンを主成分とする事で、エリスロマイシンやクラリスロマイシンの問題点とされる胃部の不快感を軽減し、更に患部細胞への医薬成分の移行性や患部細胞の医薬成分濃度、医薬効果の持続性などを向上させた治療薬です。その結果、ジスロマックは性器クラミジアの治療であれば、アジスロマイシン換算で1,000mgを1回服用するだけで治療が終了します。又、体内に蓄積される事が無いので非常に安全性が高く、妊婦や小児に対しても投与可能な治療薬です。