4年TRの渡邉美英里です。


大学入学前の私は、小学校からずっと続けていたテニスを大学でも続けるかどうか迷ってみたり、せっかく大学生になるんだし違うスポーツをしてみるのも良いなーなんて考えていました。
中高が女子校だった事もあり、部活にスタッフという存在があることも知らなかった私は、プレイヤーとしてどの部活に入るかしか考えていませんでした。

しかしあまりにもどの部活もスタッフを募集していたので、そんなに必要なの?何するんだろう?と新歓を通してスタッフという存在に少しづつ興味が湧き始めました。
そしてアメフト部の練習見学に行ってみたところ、素早く選手にテーピングを巻いていたり、冷静に怪我の対応を行っていたり、選手に的確に指示を出していた先輩方がとてもかっこよく見え、先輩方のようなトレーナーになりたい!と思い、スタッフとしてGENERALSに入部することを決めました。


TRの先輩に憧れて入部したものの、先輩方のようにテキパキ仕事ができるわけもなく、ミスをしないように、先輩に怒られないようにとばかり考えていた1年目。
やっと与えて貰った仕事もミスを連発し、同期のさえちゃん(4年・久保田紗衣)と一緒に数えきれないほど怒られました。
同期を捕まえてはテーピングを練習し、自分の中では沢山練習したつもりでもテストに中々合格できず、やっと1つ合格できても「テーピングなんて練習すれば誰でもできるようになるよ、それ以外で存在意義を見出さなきゃ、TRとしての居場所なくなるよ」と言われ、そんなことを言われるくらいなら辞めてもっと他に楽しい事見つければいいんだ、と不貞腐れていた時もありました。
その時は同期と会う事だけがモチベーションで、同期と会うために練習に行っているようなものでした。
そんなことを思いながらもグラウンドに行くと、先輩方は私のために時間を割いて様々なことを教えてくださり、先輩方に迷惑をかけないように早く仕事を覚えなければと焦っていた記憶があります。


しかし入部して半年ちょっと経った頃、毎日授業を受けた後にグラウンドに行き、夜遅くに家に帰る生活をこのまま続けていける自信がなくなった時がありました。
でも、辞めるなら何か別の新しい居場所が欲しいと考え、アルバイトを始めてみることにしました。

アルバイトが楽しかったら部活を辞めてもいいと思いながら始めたのですが、いざ入ってみると体育会に所属していて私よりもはるかに忙しい生活をしている先輩や、サークルで全国各地を飛び回っているような同期達と出会いました。
一気に40人以上のアメフト部以外のコミュニティの人たちと顔見知りになり、お互いのサークルや部活の話をする中で、私達の部では当たり前なことが実はそうではない事に気づいたり、アメフト部は様々な面で恵まれてることを感じて、この部活を辞めるのは勿体無いかも、、、と思うようになりました。
部活での悩みなどを話すと客観的なアドバイスをくれる人がいたり、私がアルバイトに行っただけで偉いと褒めてくれる人もいて(笑)
次第にアルバイトに行くことが部活を続ける新たなモチベーションのひとつに加わりました。
幸運なことにこのような環境に身を置く事ができた私は、アルバイトを始めて3.4ヶ月経ち仕事に慣れ始めた頃には部活を辞める選択肢は自然と消え、授業・部活・アルバイトと今まで以上に忙しい生活を送ることになりました(笑)。

アルバイトを始めた理由はあまり大きな声で言えるものではないし、あくまで結果論ですが、結局退部しなかった上に、部活以外のコミュニティでも素敵な仲間達と出会う事ができたので、この選択は大正解だったと思います。


1年目で学んだスキルが選手の役に立つことを実感した2年目。
1年目に笛の吹き方さえも怒られていた私が少しづつではあったと思いますが、自信を持ってメニューを仕切ったり、テーピングを巻けるようになりました。
秋頃になってやっと1年目に学んだことや取り組んだことの活かし方が分かり始め、微力ながらもチームに必要とされている事が実感できました。
シーズンが始まってからは、4年生の小春さん(R6卒・五島小春)が引退した後は自分がTR最上級生になる事を意識し始め、小春さんの仕事を見ては数ヶ月後自分にこんな事ができるはずないと毎日不安でした。

TRの仕事とは関係ないけれど、2年の夏に本当に少しだけフラッグを齧っていました。
やってみると結構楽しくて、自ら外部練習に行った事もありました。
今思い返せば、私はずっと自分がスポーツをしてきたので2年になってもまだプレイヤー気質が抜けず、日々プレイヤーが楽しそうにアメフトをしているのが羨ましくて、本当に本当に本当にちょっとだけ、自分もやってみたかったんだと思います(笑)

いざやってみるとディフェンスに関しては全く相手を止められず、オフェンスに関してもボールを受け取っても全然前に進めず、当時の監督から「外に広がって走るな!」と怒られました。
でもタッチダウンを取れた時は嬉しくて、みんなで超大喜びしたし、本当に少ししかやっていないけど、みんながアメフトにハマる理由が分かった気がしました。
プレイヤーのみんな、本当に尊敬しています。

2年の夏頃までは、自分に与えられた仕事をこなしているだけで、自分がチームのために何かをしているという感覚はありませんでした。
自分が何もチームに貢献できている実感がなかったので、正直勝っても心から嬉しいとは思えなかったし、負けても悔しいな、くらいにしか思っていなかったと思います。
しかしこのフラッグでアメフトの楽しさを知れたことをきっかけに"チームが勝った時にスタッフである自分もプレイヤーと同じ熱量で喜べるようになりたい"と思い、そこからは今まで以上にチームのために行動し、チームの勝利に貢献したいと思うようになりました。
(ちなみに某後輩スタッフはフラッグで骨折していました、スタッフが怪我とかはもう辞めてね)。


TR最上級生となり、選手と沢山ぶつかった3年目。
TRに4年生がいないのも、自分達が上に立つのも初めてで、わからない事すらも分からない状態からスタートしました。
4年生に中々自分たちの考えを伝えることができず、先輩方が主役の代でそこまでして3年TRの考えを主張する必要があるのかと考えた時もありました。
試合に出て活躍してほしい気持ちと、これ以上傷を負わないでほしい気持ちが交互に込み上げてきて、無理にプレーをさせてしまった時も、自分がプレーをとめなければいけなかった時もどちらの選択をした時も、答えがないことは分かっていたけれど、答え合わせができなかったことが苦しかったです。

試合でその選手が活躍すれば、試合に勝てれば、あの時プレーを止めたことも肯定されるはずだと思っていましたが、中々試合にも勝てず、いつまで経っても正解は分かりませんでした(納得いかなかった時の方が多かったかもしれません、ごめんなさい)。

練習中や試合中に怪我が起きた時、続行させるか止めなければいけないかの判断を瞬時に自分がしなければいけなかったことは本当にプレッシャーで、お願いだから怪我をしないでと願っても日を重ねるごとに明らかに傷を負う選手が増えていったシーズンでした。
入替戦で負けた後、誰と学校に戻ったかの記憶もないくらい目の前が真っ暗になっていたけれど、ちな(4年・長島ちな)もブログに綴っていたように、学校に戻った後は自然と来年の話を進めている逞しい同期のみんなを見て、来シーズンみんなで必ず2部に戻らなければいけないと強く思いました。


「1部昇格」から「2部復帰」へと目標が大きく変わった4年目。
就職活動をしている時に面接官や人事の方から「学習院のアメフト部は強いの?何部リーグなの?」と聞かれた時に「3部です」とだけ言ってずっと3部にいる大学だと思われるのが嫌で、特に準備していたわけでもないのに毎回「去年まで2部だったけど今年3部に落ちました」と言っていました。
それくらい本当に現実が受け止められなかったし、今でも友達に聞かれた時は同じ返し方をしてしまうので、きっとまだ3部なことを受け止めきれていないのかもしれません。

1部を目指す前にまず2部に復帰しなければならないという現実を受け止めきれていないまま春シーズンを過ごしました。
今までのリーグ戦は負けて悔しい思いをする事の方が多かったので、周りから「勝って当たり前」と思われているであろう今シーズンは、選手もスタッフも今までとは違う緊張感があると感じています。


ちょうど3年前の今頃、自分たちの引退まではあと1000日以上あることを知り絶望していましたが、引退まで短ければあと1週間、長くても1ヶ月となりました。
4年間の忘れられない思い出を書いていたらなんだかネガティブなことばかりを書いてしまいましたが、その何百倍も楽しいことも、やりがいもあった4年間でした。
犠牲にしたものも沢山あったけれど、4年間こんなにも面白くてアツい仲間たちと過ごせた事は一生の思い出です。
関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

最後のリーグ戦、全勝で引退したいです!!!


TRの先輩方・橋本さんへ
今でも先輩方は私の憧れです。
先輩方のようなシゴデキTRにはなれませんでしたが、先輩方が私を見捨てずに沢山怒ってくれたおかげで、少しは成長することができました。
常に冷静な知夏さん(R5卒・三橋知夏)、とってもパワフルな夏さん(R5卒・稲葉真夏)、選手に寄り添うのが上手な山田さん(R5卒・山田悠人)、いつも私たち後輩の意見にも耳を傾けてくれた小春さん、そして「やる気があればできるよ」「どこまで求めてるかによるんじゃない?」などと、常に私達を奮い立たせてくれる橋本さんと出会うことができて、あの時TRを選んで本当に良かったと心の底から感じています。


同期プレーヤー
謎の距離が詰められないまま引退しそうだけど、みんなのスナチャを見るのが楽しくて好きです(たまにモラルのないものが紛れ込んでいる気もするけど)。
残りの試合、もっともっと同期の活躍する姿が見たい!!


同期スタッフ
みんながいたから頑張れました。
みんなと引退まで頑張れたことが本当に本当に嬉しいです。

くーちゃん(4年・渡邉美空)
連盟でも、主務としても私達が知らないところでも沢山チームのために働いてくれてありがとう。
本当にくーちゃんがいるからこそ、チームが成り立っていると思います。
同期で遊んでる時に急にパソコンを持って消えた時は本当に面白かったなー、次はパソコンなしで遊ぼうね。

まこりん(4年・高尾茉子)
外大戦の時、忙しいはずなのに「ねえ大丈夫だよね?」って何回も話しかけてごめんね(笑)。
試合後にまこりんからSA目線での試合の感想聞くの結構好きだったんだよなー。
もう後1回か2回しか聞けないの悲しいな。
スカウティングでいつも夜遅くまで起きてるから体調が心配だな(ちゃんとTR目線だよ)、ベッドで寝てね。

ちな
常に色々な所に気を配れていて流石だなーと思ってるよ、尊敬!
今年は試合中サイドラインで目が合うこと多かったよね。
最終戦もドキドキする展開になったら一緒に近くで見ようね(多分言わなくてもきっと隣にいるよね)。
どうやらサイドラインもビデオに映っているらしいので、もっと可愛い喜び方?出来るように練習しようね(笑)

つぐみ(4年・金鶴二未)
伝説の荷積み終電事件から今まであっという間だったなー。
学科もバイトも一緒で、なんだか似たものを感じていたよ。
私よりもさらに他人に興味がなさそうだけど(笑)
いつもチームのために動いてる姿がかっこよかった!
ゼミに入りそびれた私とまうちゃんの反省を活かし、来年つぐみがゼミに入っている事を心から祈っています(?)

まうちゃん(4年・髙橋舞羽)
新歓の時にグラウンドで出会ってからまさかここまでずっと一緒にいれるとは思わなかったなー。
1年の時ノリノリで(たまに文句言ってたけど)テーピングの練習に付き合ってくれてありがとう。
授業も部活もまうちゃんと過ごせて本当に楽しかった。
沢山助けてくれてありがとう。
引退まであとちょっと、一緒に頑張ろうね。

さえちゃん
私達はどう考えても性格が真逆だけど、だからこそ4年間上手くやっていけたと思います。
優しいさえちゃんに何度も救われました。
去年急に「私今まで100kmテーピング巻いてる!2人で200kmだよ!本当だよ!」って教えてくれた時は超びっくりしたなー、
卒論が終わったら4年間の合計記録の計算お願いします。
(私はあのポテトが大好きなので、一生無くならないように、沢山営業よろしくね)。


日大病院の先生方へ
神津先生をはじめとする日大病院の先生方、お忙しい中いつも試合に帯同してくださり、また急な診察のお願いも快く受け入れてくださり本当にありがとうございます。
今年は特に、チームドクターの存在が当たり前ではないことを強く実感しています。
先生方が試合に帯同してくださるおかげで、選手がいつも安心して、安全に試合に臨む事ができています。
来年以降も後輩達が沢山お世話になると思いますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。(神津先生がこのブログを読んでくださっていることを祈って、、、!本当に本当にいつもありがとうございます!)


最後になりましたが、日頃より温かいご支援・ご声援を賜っております桜鎧会の皆様、支援者の皆様、父母会の皆様、学校関係者の皆様、日大病院の先生方をはじめ、弊部に関わるすべての皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬご支援・ご声援のほど、何卒よろしくお願いいたします。