紅生姜と昆布の割合が、圧倒的に昆布。味、コスパともにそれは喜ばしいことだと思っていたけど、心のどこかで残念がっている自分を発見。知らない間に紅生姜の存在が大きくなっていたんだ。以前の俺ならそんな感情は無視して「へへ、昆布最高じゃん」と自分を偽り、騙していたと思う。世間の一般的な評価を気にしすぎで、正直な感情を受けとめる器もなかったんだろう。でも今は違う。「残念だね、紅生姜っていいよね、昆布もね」と、みんなちがってみんないいみすゞスタイルで自他を認められる範囲が広くなった。大人だから。そんな紅生姜少量問題の残念な気持ちを抱き締めながら食べる崎陽軒もこれまた絶品。