2009年頃にmixiレビューで書いたものを抜粋! 



まいど、あつしです。



以下、抜粋。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


西暦1986年(悪魔暦紀元前13年)4月に、一枚目の小教典(シングル)「蝋人形の館」と同日に発布された二枚目の大教典。

一枚目と同じくダミアン浜田作曲の曲を中心とした、後にミサ(ライブ)で必ず演奏されるような名曲となった曲が揃った作品である。
ダミアン浜田は聖飢魔IIデビュー前に脱退してしまっているが、彼の残していった楽曲は、単純でありながら、不気味さと、美しさと、かっこよさが備わっており、その気高く、確固たる個性を持っている楽曲は他のついづいを許さない。
彼のこの独特の感性は、聖飢魔IIのイメージを決定づけるほどのインパクトを持つが、そのパワーがあまりに強力であるために、後に加入することになるルーク篁をはじめ、聖飢魔IIの構成員を苦しめることになってしまう。
しかし、ダミアン浜田の存在なしでは聖飢魔IIは絶対に語れない。彼の残した功績はあまりにも大きすぎたのだ。

それこそ、個人的なことを言うならば、ダミアン浜田は、音楽室にバッハやベートーベンのような天才音楽家達と写真を並べても良いと思っている。

なお、今作からはジェイル大橋も作曲に参加しているが、「FIRE AFTER FIRE」などのヘヴィーメタル史に残る名曲を残している。

演奏面では、今作からは正真正銘聖飢魔IIの演奏である。
表題曲の「THE END OF THE CENTURY」などを聴くと、非常に完成度が高く、この時に既に相当な実力を擁していたことがうかがえる。

あとは、昔の音源のせいで、音が悪いのが残念である。
曲によってはエース清水の音が小さかったり、ジェイル大橋の音が、全体的にフランジャーが効いているのが、個人的に好きではない。

音的な面で残念なことがあるが、聖飢魔IIを語る上では絶対に外せない曲が詰まった超重要アイテムである。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ボン。