映画「パシフィック・リム」でロボの原型などを手がけられた、片桐裕司先生の彫刻セミナーに参加してきました。
まずは当セミナーのお題「人間または人間をベースにした獣人等の胸像」を作るため、デザイン案を用意しました。
昔、自作マンガに登場した「改造コブラオトコ」ですね、ハイ。
これに、資料として現実のコブラとタコ(改造コブラオトコの腕は別の怪人「タコデビル」から移植したものなので)の写真を用意し、当日のセミナーに臨みます。
まず、参加者の顔ぶれの濃さに驚きました。
自身も展示会など見させていただき感銘を受けていた作家さん、球体関節人形を作られている方、チェーンソーで木彫をされる方、アルミ箔で孔雀や機関車のミニチュアを作られる方など、自分とは違う素材を扱っておられる方のお話を聞くのは大変刺激になるとともに、こういった方々と同じセミナーを受け、自身の作品にも興味を持っていただけたのが大変うれしくもありました。
さてセミナー内容ですが、最初に粘土を渡され、「今から30分で出来るところまで、好きなように作ってみなさい」と。
そして最初の30分経過した状態がこちら。
その後1時間程度の講習と、先生による40分程度の実演がありました。
その後各々相方を決めてポーズ、表情などを取って貰ってスケッチを行った上で、また最初から作り直し始めて30分経過した状態がこちらになります。
さらに作業を進め、1日目終了時の状態がこちらになります。
ちなみにポーズ・表情のモデルは高オタクラフトの道具さん。
二日目は朝、セミナーが始まる前に自分の普段の作品を先生に見せ、アドバイスなどもいただくことも出来ました。
二日目の作業成果、学研の「危険生物大百科」という本を参考に、口の中も造型し、眼も付きました。
頬の肉の盛り上がりとか、特に左半身は先生による手直しが大幅に入っております。
作業中の様子。
壁に貼ってある深キョンの写真は、隣の受講生さんの資料。
そして完成!
当初「かっこいいから」とつけていた角も、途中実際造型してみたのですが、なんかダサくなっちゃったのでオミットしました。
このセミナーは絵を描く人にも有効だと思います。
プロのモデルさんのポーズをそのまま模写したはずなのに「あれ?」(写真ほどきれいにかけてない、具体的には、肉感が足りない)
という経験が往々にしてありますが、骨格や筋肉から捉えてなかったのだと、先生のレクチャーを聞き、実演を見てようやく納得できました。
自分は普段人外キャラクターを専門に作っているため、今回も爬虫類系の獣人を作りましたが、表情の作り方など、解剖学レベルで習えるのであれば、次回は絶対、人そのものにチャレンジしたいと思いました。
今回はNSPメディウムという、75℃ぐらいでやわらかくなりなり常温では固まる正常の油粘土での実習でしたが、普段は紙粘土で原型を作っているため、後研磨に頼りがちで、塑性加工の段階できちんと形を整える造り方も初めて経験しました。
途中の段階で「従来の感覚だったら、ここまで出来たらもう【完成】にしてたな。」
と思うことが何度もありました。
3日間の講座を終えて自宅に戻り、もう既にトップコートの段階に入っている作品を見て
「うん、やっぱりまだ許せん。」と、再研磨を行っているところです(笑)








