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残業禁止で年収150万円カット

残業禁止で年収150万円カット


現代日本鳥瞰図


業績の悪化から、昨年(2011年)5月に、グループ全体の約1割にあたる1万人を2014年3月末までに削減すると発表した、複合事務機大手のリコー。その一環で国内対象に希望退職1600人を募ったところ、今年1月には、募集枠の1.5倍にあたる2340人もが応募し、人員整理が進む。残った中堅社員は「いかにしがみつくかを考えている人が多い会社なので、個人的には、どんどんやってほしい。そういう人を雇用できるほど、ビジネスモデルが優れていたということ」と語る。
リコーには長らく労組も存在していなかったため抵抗勢力もなく、タガが外れると、さじ加減がわからない。実態は「呼び出されて応募を促され、応じなければ降格か島流し」という、
限りなく指名解雇的な退職強要 も多かったとみられる。

 「一回もリストラをやってこなかったので、膿がたまっていた。むしろこの状況でリストラをやらないほうがおかしい。各部署への人数の割り振りもあった、と聞いています。自ら手を上げた人の話は、あまり聞きません。会社が大きくなり始めたときに採用した人が50代になって人件費が高いうえ、安定志向だけは強くて、能力的には低い人も多い。見た感じ、タバコ吸ってるだけのおじさんとかも実際にいますから」(中堅社員)


残った社員も、成果があろうがなかろうが、一律で厳しさを分かち合うのが、リコーウェイ。昨年末、近藤史朗社長から全社員向けにメッセージが流された。それは、全部門、関連会社も含めた、「残業禁止令」だった(左記社内メール参照)。

 「今年1月から突然、総額から月10万円くらいがカットされました。残業代が、原則ゼロになったからです。どうしても必要なら月10時間まで認められますが、デフォルトはゼロだ、と。部内では『早く帰ること』が目的になっています」(同)

 リコーでは3年ほど前から残業規制が厳しくなりカットされてきたが、去年までは月十数万円をつけられていたという。それが、通達によって、いきなり1月からゼロ。「これは事実上、中堅社員クラスで年150万円ほどの減収、ということです

http://www.mynewsjapan.com/reports/1640



今、長期ローンで家を買う人が減っているそうですが、こんな記事を見れば納得ですね。


30年先はおろか10年先もわからない時代。


会社から放り出されて裸一貫になった自分に何ができるか・・・・・


サラリーマンはこうした事態を常日頃から考えていたほうがいいです。


戦後ずっと右肩上がりだった人口も、消費もピークアウトしてる今、


私たちは巨大な“下りのエスカレーター”に乗ってることを自覚すべきです。