それは昨日、診察終了後の梅田院で起こりました。
柔道で腰を痛めてしまった小野先生。
小野先生の腰痛を橋本総院長考案の経筋体操で総院長指導の元、治療していきました。
腰痛の種類としては座って立ち上がる時、前に屈んで戻る時に痛みがあり、痛みの場所は正中ラインで高さは胸椎10番~腰椎2番あたりにかけて。
経筋病の反応が出やすい四肢末端にある井穴を圧迫しながら、痛みの出る動作を行ってもらいます。
動作時痛が軽減、または消失する井穴を見つけその井穴の所属する経筋に対して経筋体操行っていきます。
小野先生は最も足の少陰腎経筋の末端穴を圧迫した際に動作時痛の軽減が見られた為に腎経筋体操を行いました。
痛みの軽減は見られましたがまだ痛みが残るので、橋本総院長が下部胸椎と腰椎の歪みを整えていきました。
そしてその後に、
上腕三頭筋へのアプローチ、いわば肘の伸展動作に抵抗を加える様に言われました。
すると
小野先生の前屈から上体を起こしていく時に残っていた腰の痛みが消失していました。
手の経筋で
腰に繋がってる経筋は
なかった様に思っていたので
驚きました。
『督脈が動いた。』
と総院長は仰いました。
督脈は正中を通る奇経八脈の1つです。
督脈の八脈交会穴は
手の太陽小腸経の後渓穴です。
後渓穴は鍼では正中にある痛みやひき始めの風邪などにも効果があります。
上腕三頭筋へのアプローチで手の太陽小腸経筋に作用し、更に八脈交会の繋がりで督脈に働きかけたのです。
まだまだ奥深き経筋体操。。
人間の体の神秘。。。
橋本総院長考案の経筋体操が鍼灸マッサージ専門誌『医道の日本』掲載に伴い、経筋体操無料体験して頂ける様に致します。
詳しくは梅田院橋本総院長、永安先生、小野先生まで。
今日もお読み頂き有難うございました~。