主訴:交通事故後の頚部痛(ムチウチ症)
30代男性 会社員
現病歴:
一週間前、車の運転中、後部より車に追突される交通事故で、その後、頚部後屈時の頚部背面の痛みを発症した。整形外科にて交通事故によるむち打ち症と診断された。
治療:
頚部後面の痛みを足太陽膀胱経筋の病症と疑い、至陰穴の母指圧迫後、頚部の前後屈を行ったところ、幾分痛みが和らいだため、足太陽膀胱経筋の経筋体操を行った。動作時痛のある頚部を動かさずに、腰部の経筋体操にて治療した。
腰部の経筋体操を三回行い、頚部の痛みが4割ほど軽減した。
まだ痛みが残ったため、伏臥位にてレッグカールの要領で経筋体操を行った。
経過:
その後、頚部前後屈の痛みがほぼ消失したため、自宅でも同様の体操を行うよう指導した。