昨日、院の診療時間終了後
先輩の指導の下
診断と治療の練習をしました。
患者さん役のモデルになってもらえる先生を
探すと……
いました、いました。
身体を前に倒すと数日前から
痛みが出ている小野先生が。
脈診、腹診、背行診を行い
鍼をしていきました。
脈の緊張感と浮き出た感じは
整いました。
お腹の圧痛も臍部とその上、胃の反応部位を
残しては他はほぼ緩みました。
ところが臍部と胃の反応部の圧痛が取れません。
何より主訴の腰の前屈痛の改善が見られません。
そこで橋本院長が考案した『経筋体操』で
足の太陽膀胱経筋体操を首の体操で行いました。
すると、小野先生の身体が明らかに
先程より前に倒れました。
間髪入れずに
膀胱経筋の体操を膝関節でも行いました。
すると、前屈時の痛みは大分消失し、
逆に起き上がる時の痛みに変わっていたので
次は足の少陰腎経の経筋体操を股関節で行いました。
すると、前屈また起き上がる際の痛み
可動域の制限がかなり改善されたので
そこで治療を終了しました。
そして更に驚いたのが
もう一度仰向きになってもらって
お腹の圧痛を見たところ
痛みと硬さが大幅に減っていました。
今日また
『経筋体操』の可能性と
治療効果を改めて強く実感しました。
鍼の技術向上はもちろんとして
多くの患者様に
この『経筋体操』を更に実践して
治療効果を実感してもらえたらと
思いました。
今日もお読み頂き有難うございました～。