真夏のジメジメした湿度も抜け、過ごしやすく気持ちのいい季節になってきました。スポーツの秋、食欲の秋とよく言いますし、連休など使って秋の行楽を楽しむという方もいらっしゃるでしょう。しかし、朝晩は随分肌寒く感じるようにもなってきており、体調を崩しやすい時期でもあります。皆さんは風邪をひいたりされていませんか？
一言で体調を崩すと言っても原因は様々ですが、最近よく耳にする『骨盤のゆがみ』から引き起こされるものについてお話したいと思います。
まず骨盤は人間の骨格の中でちょうど中心に位置しており、湾曲している上半身のバランスと重量を支えています。また、左右の股関節と連動し、歩く動作も支えています。座るときの身体全体の台座にもなります。
腸や生殖器、泌尿器を中に納める骨盤は、それらを外部の刺激から守る役割もあります。
骨盤は、両側に一枚ずつある「寛骨（かんこつ）」と、真ん中にひとつある「仙骨」、その仙骨に続く「尾骨」でできています。さらに寛骨は、部分によって「腸骨」「恥骨」「坐骨」の三つに呼び名が分かれます。
その骨盤はいくつもの筋肉によって支えられています。
・腹直筋、脊柱起立筋 （上半身と骨盤を繋いでいる）
・ 臀部筋郡、内転筋(下半身と骨盤を繋いでいる)
・ 大腰筋(上半身と下半身を繋ぐ)
つまり、これらの筋肉が衰えることで骨盤を正しい位置に維持できなくなり、ゆがみや異様な傾きを引き起こしてしまうのです。
このような骨盤の構造の異常は日々の何気ない動作が原因にもなっています。
・ 足を組む
・ 机に肘をつく
・ 横座り
・ 片足体重 ････等
このような動作を続けてしまうことで筋肉に偏りが生じ、筋肉の衰え、結果として骨盤のゆがみに変わっていくのです。
では、骨盤のゆがみが身体にどのような悪影響があるのでしょうか。
前述したように、骨盤は身体の中心に位置しており、様々な筋肉によって支えられて、内側に臓器も納めています。もう予想はされているでしょうが、骨盤がゆがむことでこれらのバランスも崩れてしまうのです。
具体的に挙げますと、
・ 骨盤のゆがみを修復しようと、脊柱の上部で全体のバランスを取ろうとして、肩凝り、首凝り、頭痛を引き起こす。
・ 骨盤内臓器(子宮、卵巣)が圧迫され続け、ホルモンバランスが乱れ生理不順、生理痛、肌荒れを引き起こす。
・ 大腸、小腸の位置のずれが便秘、下痢を引き起こす。
・ 下半身の血流が悪くなり、下半身太りを引き起こす。 など
また、東洋医学的な影響としては、血、津液、気の流れに滞りが生じてしまいます。
『血』･･･栄養が全身に行き渡らなくなり、めまいや貧血、冷え性になったり、汚れた血が滞り、弱っている部分などに鋭い痛みを生じてしまったり、また高血圧のリスクも高まります。
『津液』･･･水分が滞り、むくみ、肥満を引き起こしやすくなります。
『気』･･･、血、津液などをうまく流すエネルギーが滞り、血、津液の滞りの原因やそれを助長させてしまうだけでなく、イライラなどの情緒の安定が困難になり、消化器系などにも悪影響を及ぼして今します。
そこで玄武堂の骨盤矯正！
玄武堂の骨盤矯正は、解剖学的に骨盤の状態をみます。また、脈診、舌診、腹診などを併せて東洋医学的にみて、現在の身体の影響についてもみていきます。更に、なぜそうなったのか、ということも詳しくお話をお伺いしながら考え、分析していきます。
施術内容は、心身のリラックス、全身、骨盤周りの筋緊張を緩和させるほぐしを行います。また、骨盤周りや首肩の可動域、動きを良くして整えて、気、血、津液の流れもよくしていきます。必要に応じてストレッチなども行います。
これに鍼灸治療を併せることで、歪みによる臓腑の負担を緩和させ、正常に働けるようにしていきます。さらに、カゼなどで「おかしいな？」っという急な身体の変調時にも対処します。
骨盤矯正と聞くと、「痩身」「女性疾患」など、女性を対象としているというイメージが強いかもしれませんが、肩凝り、腰痛、めまい、下痢、便秘など男女問わず生じる症状の改善にも効果はあります。
今月、梅田治療院、箕面治療院では骨盤矯正のキャンペーンをしております。気になられた方はお気軽にスタッフにお尋ねくださいませ。
(尚、関目治療院、豊中治療院では今回は実施しておりません)
身体の中からしっかりとケアをして、過ごしやすい秋を存分に満喫し、
楽しみましょうう！
玄武堂梅田治療院 宮西佐知