自分自身の体験医学




できるだけ食欲を抑え腹八分の状態にも

慣れてきました

体に起きる微妙な変化も敏感に感じ

取れるようになりました

今は苦しんでいても3年後5年後10年後に

目標を持って世の中のために何か役に立つ

仕事を身に付けたいそういう

気持ちを持ち始めました

普通ならガンと宣告されただけで

落ち込んでしまうのが事実だが

私は不思議にふさぎ込む事はありませんでした

外に出て洗濯をしながらお日様に  

照らされてるとわけもなく感謝の気持ちが

溢れてひとりで涙がこみ上げてくるのでした

いつも大自然に包まれている

豊かな気持ちと

「念じれば 花開く絶対にガンには負けないぞ」


と言う気力が腹の底から湧き出してくるのでした

そんなことをいろいろやっているうちに

3ヶ月が過ぎまずガンセンターへ

診察を受け

お医者さんはものすごい声で顔をこわばら

目の前で持っていた鉛筆を机に叩きつけました

また違う病院に行っても同じような状態

経過は全く良くなっていませんでした

しかしあの手この手でやり

続けるしかないと自分に言い聞かせたのです

こうやって自宅で治療しながら

検査は病院へ

そんな日々

毎晩布団に入りながら

「今日は生きている 明日はある」

と自分に言い聞かせ

朝 目が覚めて

あー今朝も生きている命の限り

今日も1日

精一杯生きようと決心するのです



振り返るとガンを宣告されたあの 

三日間私にとって最大の意思決定の時間でした

私は友人たちに電話をかけ私がガンに

なったのだからあなたも

気をつけないと言いました

今、思うとガンは恐ろしいから逃げないで

戦っている私を直視してほしい

そのように周りの人たちに伝えていたと思います

周りの友人たちはあなたがガンになるなら

私もきっとガンになってると十数人ほどの

友人が

揃ってがん検診に行きました


自分の不摂生で作り上げた体質を

自分で直す方法を見つけなければなりません

ただじっと耐えいつの日にか必ず良くなると

自分の心に言い聞かせるほか

ありませんでした  

私はこの頃からガンと言うものを見据えて

やろうと心に決めノートに自分の体

 心の動きを

毎日つけることにしました


自分自身の体験医学を書き始めたのです