始めに
「腹痛が続いている気がするけど病院に行った方がいいの?」
「ただの腹痛なら行き損だし…。でも腸炎の心配もあるかもしれない…。」
そんな悩みを抱えている方に伝えたいことがあります。
腹に異常を感じたなら病院(消化器内科)に行け!
消化器内科というのも理由があります。
より正確な情報を得るにはその道のプロ(専門医)に聞くのが一番だからです。
たしかに面倒くさいのも分かります。決して安くない出費もあります。
でも今後の人生を考えると絶対に早く診てもらった方が良い。
ここでは僕のような若造がそんな結論に至った経験を綴っていきましょう。
大学受験と腹痛と
遡ること5年…
年明けに大学受験を控えた年末のことだった。
突如腹痛に襲われた。
当初は気温のせいにしていたけど、1週間経っても治まる気配はなく、腹痛に伴ってトイレの回数も増えた。
試験前日になっても1日のトイレ回数は10回を超えていたし、腹痛も悪化していた。
試験のことよりも会場のトイレの場所を把握するのに必死だった。
もちろん結果は散々だった。
さすがにこのまま2次試験に挑むのは無理だと判断し、ここにきて始めて病院に行った。
採血やら腹部エコーやらをした結果、受験が片付いた頃に大腸検査をする予約を取り付け、整腸剤だけを渡された。
後に知ったのだが、この時担当してもらったのは循環器内科の先生だったらしい。
その後の下り坂は顕著だった。
周りが2次試験の勉強に取り組んでいる中、僕は布団にくるまって腹痛に耐えていた。
周りが自習室の椅子に座っている間、僕はトイレで座っていた。
私立大学の入試には失敗した。
続けて本命の国立大学の入試にも失敗した。
ついでに滑り止めの後期入試にも失敗した。
こうして浪人生活が決定した。
ほどなくして大腸の内視鏡検査により、潰瘍性大腸炎ということが判明した。
もちろん高校3年間ろくに準備してこなかった自分に責任がある。
でも最後の数カ月にほとんど勉強できなかったのは、この腹痛のせいだ。
あの時意地を張らずに早めに内視鏡検査をしてもらっておけば……。
もちろん今の生活に不満や不自由があるわけではない。
でも、たまにそんなことを考えてしまう。
結論
以上が僕の高校生のときの後悔です。
この経験を踏まえて僕が言いたいことは1つ。
お腹のことで気になることがあったら、消化器内科に行きましょう。