横断歩道は
今日は夜勤明けだった。
家に帰り、洗濯などを済ませ寝ようとしたのだが、天気がいいので図書館に行くことにした。
市立図書館は徒歩15分ぐらいのところにある。
散歩がてら歩いていくことにした。
図書館に行く途中、横断歩道がある。
そこを横断しようと信号待ちをしていると、反対側に保育園のひよこたち15、6人ほどと保母さん2人が
こっち側にわたる為に信号待ちをしていた。きっとお散歩の時間だったのだろう。
仲良く2人づつ手をつないで、信号が変わるのを待っていた。
そして、歩行者信号が青に変わった。
保母さんの一人がひよこたちに向かってこう言う。
「はいー!みぎをみてー。」
右を向くひよこたち。私も一緒に確認する。
「こんどはーひだりもみてー。」
左を向くひよこたち。私も続く。
「くるまはきませんかぁー?」
子供たちに問う保母さん。
「はーい!きませーーーん!!」
答えるひよこたち。
「ではーてをあげてー。」
その号令と共に、空いている手を上げこっちへ向かってわたってきた。
さてどうしたものか・・・。
私は考えた。
普通なら横断する時は手を上げたりはしない。私は 大の大人 だから。
しかし、この場合は手を上げたほうがいいのだろうか・・・。
「横断歩道を渡るときには手を上げる。」
という教えをしている大人が、手を上げないで横断歩道を渡る のは、いけないのではなかろうか・・・。
私が手を上げないで横断歩道を渡り、それを見たひよこの誰かが
「なんだよ!おとなは、うそつきじゃねーか!」
と思って、不良にでもなってしまうと私の責任だ。腐ったみかん を作り出すことはできない。
意を決して、右手を上げた。
恥ずかしかったが、右手を天高く上げた。ひじを伸ばし、指先までまっすぐにして。
そして横断した。
横断歩道の真ん中あたりで、ひよこたちとすれ違った。
「大人は嘘つきじゃないんだよ。」
心の中でそう問いかけながらひよこたちを見る。ひよこたちも私を見ていた。
次の瞬間、ひよこたちが叫んだ。
「みてみてー!おとなのくせにてあげてるーーー!」
「ほんとだーー。へんなのーーー。」
「おとなのくせにー、てあげてるーー。」
「おかしいーーー。」
子供という生き物は、その純粋さゆえに大人を傷つける。(オトン・田中)
放心状態になりながらも、どうにか残りを横断した。
最後尾を歩く保母さんに 「すいません・・・。」と、謝られた(様な気もする)。
その後、どうにか図書館にたどり着いたが、何も借りずに家に帰った。
今夜、私は酒を飲む。
浴びるほどに飲む。
家に帰り、洗濯などを済ませ寝ようとしたのだが、天気がいいので図書館に行くことにした。
市立図書館は徒歩15分ぐらいのところにある。
散歩がてら歩いていくことにした。
図書館に行く途中、横断歩道がある。
そこを横断しようと信号待ちをしていると、反対側に保育園のひよこたち15、6人ほどと保母さん2人が
こっち側にわたる為に信号待ちをしていた。きっとお散歩の時間だったのだろう。
仲良く2人づつ手をつないで、信号が変わるのを待っていた。
そして、歩行者信号が青に変わった。
保母さんの一人がひよこたちに向かってこう言う。
「はいー!みぎをみてー。」
右を向くひよこたち。私も一緒に確認する。
「こんどはーひだりもみてー。」
左を向くひよこたち。私も続く。
「くるまはきませんかぁー?」
子供たちに問う保母さん。
「はーい!きませーーーん!!」
答えるひよこたち。
「ではーてをあげてー。」
その号令と共に、空いている手を上げこっちへ向かってわたってきた。
さてどうしたものか・・・。
私は考えた。
普通なら横断する時は手を上げたりはしない。私は 大の大人 だから。
しかし、この場合は手を上げたほうがいいのだろうか・・・。
「横断歩道を渡るときには手を上げる。」
という教えをしている大人が、手を上げないで横断歩道を渡る のは、いけないのではなかろうか・・・。
私が手を上げないで横断歩道を渡り、それを見たひよこの誰かが
「なんだよ!おとなは、うそつきじゃねーか!」
と思って、不良にでもなってしまうと私の責任だ。腐ったみかん を作り出すことはできない。
意を決して、右手を上げた。
恥ずかしかったが、右手を天高く上げた。ひじを伸ばし、指先までまっすぐにして。
そして横断した。
横断歩道の真ん中あたりで、ひよこたちとすれ違った。
「大人は嘘つきじゃないんだよ。」
心の中でそう問いかけながらひよこたちを見る。ひよこたちも私を見ていた。
次の瞬間、ひよこたちが叫んだ。
「みてみてー!おとなのくせにてあげてるーーー!」
「ほんとだーー。へんなのーーー。」
「おとなのくせにー、てあげてるーー。」
「おかしいーーー。」
子供という生き物は、その純粋さゆえに大人を傷つける。(オトン・田中)
放心状態になりながらも、どうにか残りを横断した。
最後尾を歩く保母さんに 「すいません・・・。」と、謝られた(様な気もする)。
その後、どうにか図書館にたどり着いたが、何も借りずに家に帰った。
今夜、私は酒を飲む。
浴びるほどに飲む。