絵への思い今日、久しぶりに色鉛筆を握り、100円ショップで買った画用紙にただ腕を動かすだけの線を描く。そうだったのか。少しだけ凍っていた感覚が蘇る。幼い頃から描くことが好きだった。だから今も描いている。ただそれだけのことだったのだ。なのに私はいつからか自分に埋没し、その意味さえ見えなくなっていたのだ。削りとり、削りとり、ついには形も消えた。穴を掘る。でも、何かが違う気がした。私がしたいことは何だったのか。幼い頃に描いたあのスケッチよ。