防災を考えてみる | エスジックITコミュニティ教室(相模原市南区)ブログ

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相模原市南区鵜野森にあるエスジックITコミュニティ教室(旧:GEMNET)のブログです。

 はじめに九州・中国地方での大雨で被災された皆様にお見舞い申し上げます。


 パソコンを教えておりましてパソコン教室で年1、2回ではありますが「パソコンを防災に活用する」という授業を行っております。

 災害から身を少しでも被害から軽減するためにはという観点でパソコンは重要な役割を担っているように感じているからです。



 必ず言っているのは「行政のメール配信サービスに登録しておくこと」と「情報を待つのではなく情報を取得しにいこう」という2つ。



●行政メール配信サービスに登録しておくこと

 全部の自治体が行っているわけではないので、このブログの書き込みをご覧になった方はお住まいの自治体に防災メール配信を行っているかホームページで確認をしていただく必要があるのですが、今回は神奈川県相模原市を例にします。

 相模原市には行政防災無線「ひばり放送」がありますが、通常時でもスピーカーの角度によっては放送が聞き取りにくかったりします。なので雨ならば角度など関係なく聞き取りにくくなることが予想できます。

 が相模原市は「ひばり放送」と連動して行政が防災メール配信を行っており、放送されたら同じ内容がメールに送信されるため聞き取りにくい場所であっても、登録しておけば内容を確認できます。

 また相模原市はTwitter(@sagamihara_kiki)で「相模原市災害情報」をツイートしております。

 

●情報を待つのではなく入手しに行こう

 これは先ほどの行政のメール配信登録と行政の公式アカウントをフォローすることで入手できるようになりますが、メールやツイートですと「情報を待つ」ことになります。

 過去の大雨による災害から振り返っていくと行政が避難に関する情報を発令した時はすでに災害が発生している可能性が高い感じがします。

 ですので行政からの情報を待つだけではなく「インターネットを活用」して気象庁などのホームページで「自分が住んでいるエリアはどの程度の雨量や川の情報」などの情報を入手しにいき少しでも危険だと感じたら自主的に避難する必要があると思う。

 

 

 あくまでも私の視点ですので参考にするのもよし無視するのもよしですが、一番重要なのは「自分の命を守る」という行動を躊躇せずに行えるかどうか。

 いつも災害が発生するごとに「行政が」とか行政の責任に転嫁する人が多いが、大雨による災害は住んでいる住民が自分たちで避難するべきか判断し、行政が避難に関する情報を出す前に自主的に避難するかによって災害から人的影響を軽減させることは可能だと思う。

 行政は万能ではないのだ。限られた人員で対応をしていかないといけないことを忘れてはいけない。行政頼みではなく住民が自ら考えて行動しなければ災害が起きるごとに「行政が~」の責任転嫁→災害発生→責任転嫁の繰り返しになってしまうと思う。

 

 災害から身を守るのは自らの判断が差を分ける時代に入っているのかもしれない。