倒れるまで
親が問題を抱えた人間だと
気づけなかった夫ですが、
毒親関係の本、
アダルトチルドレン関係の本、
モラハラ関係の本、
子育て関係の本、
自己啓発関係の本..
レビューを参考に
手当たり次第読んでいくと、
知らなかった事実がどんどん出てきて
夫自身が親に対して
怒りを感じるようになりました。
夫は父親に
親に感謝しろ
俺(父親)の言う事が1番正しいんだ
俺の言う事だけ聞いとけ
お前の為を思って言っている
お前が◯◯できたのは俺のおかげだ
等と常に言われて育ったようです。
客観的に聞くと
異常だなと思うのは
火を見るより明らかなのですが、
生まれてからずっと
この父親のもとで育ち、
母親も父親に何も言わず、
親戚や世間との交流もなく
他を知らないまま生きると、
父親が1番正しいから
父親が言う事が全てなんだと
鵜呑みにしてしまう、
正に洗脳されて
支配される状況が出来上がり、
その事に全く気がつけないといった事が
夫の家庭で起こっていました。
それだけでも厄介ですが、
さらに父親の気分次第で
いい事・悪い事がコロコロ変わり、
周りは父親の顔色に振り回されます。
もちろん母親も共依存状態なので
父親の考え方がおかしいどころか
お父さんの言う事は正しいと
納得できるようで
(依存症の為自分の意見を持つ事が
全くできず、判断できない)、
母親自身が理不尽な事を言われても
それが理不尽だとも感じない。
これでは子どもも父親の異常さに
気づけなくて当然です。
ここでは、
大人である母親が
父親が言う事は
おかしいと言うメッセージを
子どもに送らなくてはならない。
でも、共依存状態では
気づく事自体なかなか難しい上、
理不尽と気づけても
父親に依存しないといけないので
意見が言えないと言うのもあり、
母親が問題から逃げている場合もある。
(母親が自分を守る為に、
子どもが犠牲になっている)
モラハラする人は
相手の弱点をつつく事で
相手に無力感を与え、
モラハラされる人は
この人なしでは生きていけない、または
この人は私がいないと生きていけないと
思い込むので、
二人の心理バランスが見事にとれている。
ある意味ベストカップルですが、
この悪循環が機能不全家族を作っています。
この仕組みに気づけた事で
父親や母親の言動の意味が分かり、
洗脳されていた夫が目を覚ましました。
いろんな本を読んだ中で、
毒親についてはもちろん
共依存や依存症、アダルトチルドレン等が
詳しく書かれた本に出会えた事が
洗脳を解く大きな手がかりとなりました。
何よりも、
著者の父親と夫の父親の毒親タイプが
よく似ていた事が大きかったです。
後に著者のカウンセリングを受けましたが、
私たち夫婦には
とても心強い存在となりました。
