「家族」についての話って、なかなかにややこしい
家族ってなんなんだろうか??
私は長年、親との関係に悩まされてきた
というか今も悩んでいる
ing進行形である
親との関係が「悪い」ということは理解されにくい
同じように悩む人がいるならば、私は言いたい
親のことが嫌いでもいい
おかしなことじゃない
あなたが悪いわけでもない
親だからと言って好きでいなければいけない、なんてことはない
私はそう言ってくれる人が欲しかったから
今もまだ解決はしていないけど、苦しさからだんだんと解放されている
今回はその記録を残そうと思う
お恥ずかしながら、ここから私の幼少期の話をさせてもらう
母は若くして結婚し、姉を産んだが離婚した
そして父と再婚
父41歳、母34歳のときに私が誕生した
姉は大学の寮に入り、木造の小さなアパートで家族3人で暮らす日々
私は両親のことが好きだったけれど、毎日怯えて過ごしていた
父と母はお酒が好きで毎日晩酌をする
家に人を招いて飲むこともあれば、スナックに飲みに出かける日もあった
いつスイッチが入るだろう、、、
私は頭の片隅でそう思いながら過ごしていた
父と母は酒を飲むと頻繁に喧嘩をする
それはもう派手に
大体いつも同じ内容で
「お金のこと」か「女のこと」
子どもながらに、なぜ毎回同じことで喧嘩するんだろう??と不思議で仕方がなかった
そして父は、暴力をふるう
私には手をあげなかったが、母が殴られるところを見るのはとてつもないダメージだった
どんなに私が泣いても、やめてと言っても全然止まらない
この経験が私に
自分にはなんの力もないんだ
という無力感を与え、長らくこの考えに縛られることになる
両親の喧嘩のせいで、寝不足の日、泣いて目が腫れあがる日が多かった
テスト期間中なんてもう、本当に最悪だ
お母さんがいつか死んでしまうかもしれない
そんな恐怖もあった
お父さんは好きだけど、お酒を飲むと変わってしまうお父さんは嫌い
当時の私の気持ち
では母に対してはどうだろう?
父はお酒を飲むと気が大きくなってよく喋る人だったが、普段はどちらかというと控えめだった
母のほうがよく喋り、自己主張が激しく、周りからみたら気の強い妻だったと思う
子供に対しても影響力が強かった
「あんたはだからダメなんだ」
「なんにもできないんだから」
母の言葉で傷つくことが多かった
母は強い、というか強くなければ生きて来れなかったのだと思う
でもとても弱い人だった
その揺れが、時々子供の私に対してきつい態度をとらせていたんだと思う
私が大人になっても母は「なにもできないままの私でいて欲しいんだな」と思う
言葉では「なんでこんなこともできないの。自分でやりなさい」と言いながら、私がやろうとすると「やめて」と言う
小さいころからこの母の矛盾に混乱させられてきた
いつしか私は、親と話さなくなった
母と最低限の言葉は交わすが、父とはほぼ会話0
罪悪感で気が狂いそうになったり、一方的にきつい言葉を投げてくる母に腹が立ったり
なんて親不孝者なんだろう
そう自分のことを責めた
「お母さんと旅行に行った」
「お父さんと飲みに行った」
家族と仲良さそうな友人たちを見ると、微笑ましくもあり、苛立った
自分の辛さを誰かにわかって欲しかった
友人に少しだけ、親のことを話したことがある
「どこの家もそんなもんだよ」
「お父さんもお母さんも大変なんだよ」
「いなくなったら寂しくなるもんだよ」
そう返ってきて、より悲しくなった
でもその友人が悪いわけではない
家族の話は、重すぎる
私も友人に背負わせたいわけではない
あぁ、これは言ってはいけない話なんだな
そう思った
じゃあこの苦しさはどうしたらいいのだろう?
ちゃんとしたカウンセリングに行くとか、色々な方法はあると思うが
私はまず、認めることを始めた
どんだけ嫌なことを言われても、嫌なことをされても、悲しいけれどなかなか嫌いになれなかった
嫌いになってはいけないんだと思っていた
でも、私は親に腹が立っている
なんでそんなに自分勝手なの?
私のことを思っていたら目の前で喧嘩なんてできないでしょう?
なんでやめてって言ってるのにやめてくれないの?
なんで私の生き方を決めるの?
なんでもかんでも否定しないで
気づけばノートが怒りでびっしり埋まっていた
そして本を読んだ
「親といるとなぜか苦しい」
リンジー・C・ギブソン
帯にはなかなか厳しい言葉が書かれている
あなたが「ヘン」なのではありません。
いつまでもあなたを苦しめる
「見た目は大人、中身は子どもの親」4タイプ
親に申し訳ない気持ちになりながらも、読み進めていくと心がとても軽くなった
私は自由になっていいんだと思った
そして最近出会ったドラマ
アマゾンプライムで配信されている「1122」の2話に出てくるシーンで号泣した
※以下、ネタバレです
怪我をした母の様子を見に、夫婦で一子の実家に帰るシーン
母と一子の会話はお互いにトゲトゲしい
その日の夜、一子は「昔の話をしてもいい?」と夫の二也に幼少期の話をする
「お母さんだって全然優しくなんてしてくれなかった」
「一子ちゃんはよく頑張ってきたよ。えらいよ」
「わたしあの人の介護なんてできない」
「やんなくていいよ。そういう時が来たら、一子ちゃんが辛くならない方法を考えよう。俺もいるし」
「お母さん嫌い」
「うん」
「でもお母さんかわいそう」
「一子ちゃんは優しいよ。俺よく知ってる」
一子が「お母さん嫌い」と言えたこと
二也がそれを否定しないこと
めちゃくちゃ泣いた
そして自分の中の傷ついた自分が癒やされた
私もずっと、「お父さんお母さん嫌い」って言いたかった
そして、「頑張ったね、えらいよ。そう思うのは悪くないよ」って言って欲しかったんだ
そんなこと言っちゃダメだよ
親は大切にしなきゃダメだよ
じゃなくて
だってね、子供は親を好きでいたいの
本当は本人も嫌いになんてなりたくないんだよ
少しずつ癒やされてきた私は、今年、実家を出ようとしています
FUYUMI、36歳
今までなにやってきたんだ?
とか
そんなに文句を言うなら早く家を出ればよかったのに
とか
色々と周りから思われることもある
自分でもそう思う事あるし
ある時から自分で自分のことを諦めてしまっていた
でも、もう諦めるのはやめる
私は私の人生を生きる
親の人生じゃなくて私の人生を
だからもし、同じように親との関係で自分が縛られてしまってる人がいたら、諦めないで欲しいと思う
自分の人生を生きること
いつからでも遅くないから
それにしても、
初めての一人暮らし、
全然物件決まらないんですけどー![]()