「少しの熱くらいなら、サウナで汗をかいたら治る。」
「お風呂で良く体を温まれば治る。」
お風呂に入ると体は温まり、血液の流れは良くなりますが、
お年寄りの人は、体調が悪いとやはり、お風呂は見合わせます。
そういう私も若い頃は、「気持悪い」と入っていました![]()
では、何故、お風呂は体に負担がかかるのでしょうか・・・![]()
お風呂に入ると血液の循環が良くなります。

循環が良くなった筋肉はゆるみます。
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心臓は、ゆるんだ筋肉に、大量な血液を流さなければならなくなります。
多量の血液をしっかり流さなければならない心臓には、疲れが生じているのです。
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心臓が疲れると免疫力が低下し、翌日に風邪を引いたり、
かえって体に冷えを感じさせてしまいます。
お風呂で負担がかかった時に起きやすい症状とは![]()
・眠りにくくなる。
・入浴後に寒気がする。
・朝に手が握りにくくなる。
・顔が火照る。
・翌日に風邪を引く。
・足が吊る。
・動悸がする。
・鼻がつまる。鼻水がでる。
・お腹が張る。
元気のない、エネルギー不足の高年齢者の人にとっては、
お風呂は疲れやすいです。
元気な人でも、1日の疲れをとるのには良い方法ではあっても
やはり心臓には負担がかかっています。
お風呂での体への負担を軽くするワンポイントアドバイス~![]()
・お風呂上りには、膝下に寒気が起きない程度、
足に少しお水をかけてあげると筋肉が引き締まり、
血管も収縮し、心臓の負担は少し軽くなります。
(入浴後に汗が止まらない人は、
汗が引きやすくなりますよ。)
・お風呂は心臓に負担がかかります。
心臓に血液の戻りを良くするように
お手伝いをしてあげると負担が軽くなります。
入浴後は、体を少し横にしてあげてくださいね。
・血圧は入浴後は少し上がりやすいです。
計ってみて、下がるようなら
心臓がバテているのかもしれません。
・食事直後の入浴は、消化で体はたいへんなんので、
消化での負担が少なくなってから入浴してくださいね。
・心臓や肺は24時間、休みなく働いています。
湯船の中で、胸周囲の筋肉をほぐすために
逆腹式呼吸で胸を大きく膨らませながら
一気に息を吸い、 ゆっくりと口をすぼめて
息を吐きながらほぐすのも効果的です。